今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

武漢から世界への感染シミュレーション

2020年04月11日 | 新型コロナウイルス

イタリア在住のわが姉が、「日刊デジタルクリエイターズ」というメルマガに、イタリアでの感染状況を報告する「コロナレポート」の連載記事を載せていて、最多の死者を出しているイタリアの現状(日本はその後を追っているかも)を知ることができる(リンク先の最新版の記事の最下段に以前の記事へのリンクがある)。

今回の記事で詳しく引用されているGISAIDのサイトは、武漢(Wuhan)から発生したこのコロナウイルス(「武漢ウイルス」の名称もあながち不自然ではない)が、変異しながら世界に拡散していく様子が、ウイルスゲノムの追跡データをもとに、グラフ表現されている(グラフ内の任意の位置にカーソルをもっていくと、詳しい情報の窓が出る)。

ただし、この経路は、ウイルスのゲノム構造の変化と、感染の時系列に基づく、仮説的なものであり、”事実”を表現したものではないことは注意してほしい。

グラフの下にある(図の枠内を下にスクロール)地理的伝播の動画も参考になる(画面の PLAYボタンを押すと動画開始。 PAUSE を押すと停止。地域を拡大できる)。

それによれば、日本に最初に入ってきたのは、武漢からの直行便であり、その後台湾経由でも来た。
そしてさらに、ご存知のようにヨーロッパから変異型が入ってきた。
日本から外に向ったルートもあり、やがて武漢とは無関係に世界中で大陸を越えて混交(カオス)状態になる。
まさに「覆水盆に返らず」(エントロピーは増大する)である。

ヨーロッパでは、 EU本部のあるベルギーが感染源(武漢からの中継点)になって、ヨーロッパ中にひろまったことが示されている(感染経路の流れは人の流れを示す)。

今現在は各国間の移動が制限されているが、それが甘かった時期(不幸なことに中国の春節と重なった)にこの事態(世界で死者10万人以上)を招いたわけだ。
意思決定のタイミングって重要だと痛感する。


御徒町に買い出しに行く

2020年04月11日 | 新型コロナウイルス

晴天の土曜、洗濯をすませて、昼前に、御徒町(オカチマチ)に買い出しに行く(御徒町は、上野と秋葉原の間の駅で、松坂屋デパートがあり、アメ横の南側の入口)。
近所では買えない物を買うため。
最寄駅までの道は、日頃より少ないとはいえ、それなりの人が歩いている。
あいかわらずジョギングランナーもいる。
人のことを言える立場ではないが、これが「緊急事態宣言下の都市」なのだろうかと首をかしげたくなる。
さすが京浜東北線(快速)はロングシートに1人当りのスカスカな密度。

御徒町に降り立ち(駅前のユニクロは休業)、営業時間を短縮している食品店に行き、寝酒とそのつまみを調達。
レジに並ぶ場所には、距離の設定がなかったので、自主的に前の人とは距離をとる。

アメ横は閉店している店も多く、人影はまばら。

中国専門の免税店(本来は中国人相手の店)で、サージカルマスクが売られていた。
50枚入り1箱が5000円だから、ネット通販価格と同程度(ただし普段の20倍!)。
店頭で宣伝しているわけでないので、気づいた通行人が箱を買っていく。

私は、もう自作派になっているし、使い捨てでないマスクを順次購入中なので、
家族用に箱ではなく10枚800円の準ばら売りを2セット買った。

こういう余禄?にありつけるのは、お触れに逆らって外出した結果といえようか。

ちなみに、市販の(使い捨て)サージカルマスクは、自作のキッチンペーパーマスクよりは多層で肌理が細かいが、ウイルスは通すので、感染予防を目的とすものではないことは、みなさん了解済みだよね。
逆に発話による飛沫を遮断するくらいなら、キッチンペーパーマスクでもできる(空気の出入りに抵抗を示す)。
洗って数回は使えるポリウレタンマスクならエアロゾルも遮断できる。
ただ”布”マスクは肌理が粗すぎる(空気の出入りに抵抗を示さない)ので、ホントに”見た目だけ”効果しかない。