今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

賃貸部屋(アパート)選びのポイント

2019年02月17日 | 生活

レオパレス21の「施行不良問題」が、やっとマスコミレベルであからさまになった。
ネットではとうの昔から噂になっていたが。

かくいう私も、名古屋では賃貸部屋(アパート)を借りて生活しているので、下手すれば被害者になっていた。
そうならずにすんだのは、それなりに理由があったからだろう。

部屋を借りる個人的条件は様々なので、参考になるかわからないが、
私なりの選択ポイントを紹介したい。
何しろ、その基準で選んだ部屋に25年以上住んでおり、時たま他の物件を探してみるが、
今住んでいる部屋以上の所が、いまだに見つからないくらいだから、
部屋選びに成功したといえる(100%満足しているわけではないが)。

もっとも、名古屋に赴任する時に最初に選んだ部屋は業者のミスで入れなかったので、
実は大学の研究室に寝泊まりしていた。
はやり現地できちんと探さないとダメだ。

まず基本条件として、鉄筋であること。
なので木造のいわゆる「コーポ」は最初から除外。
なぜなら、騒音が遮断されるから。
住むのであれば、これは絶対譲れない(譲れるのはレオパレスの住人くらい)。
というのも、実は私は楽器(当時はインドの打楽器タブラ)をやっており、
騒音を”出す側”だと自覚していたから。 
もちろん外部からの騒音を入れたくないのは当然。
鉄筋だと空調も効率がいい。 

私が実質的に最初に契約したアパートは、鉄筋のビルの2階の2LDKだったが、
数ヶ月で引っ越した。
一番の理由は、駅から遠くバスが必要だったため、通勤が辛かったこと。
なので、駅から徒歩圏内に住みたくなった。
それと単身者には2LDKは不要で(リビングと寝室を別にする理由なし)、
ワンルームが便利だと気づいた。 
そこで、駅から徒歩圏内鉄筋ワンルームを探した。

幸い、条件に合った建築中の物件があり、建築中なので図面だけで判断して契約した。
単身者向けのワンルームなので、照明と冷蔵庫・エアコンは完備で、クローゼットもついている。
火を使わないように、調理も電熱プレートだった(現在はIHに変更)。
洗濯機は備わっていないが、専用の設置スペースはある。
当然、エアコンや調理器の修理・交換(グレードアップ)は大家持ち。

一番気に入ったのはワンルームが広めで、まずワンルームといっても、
リビングルームと玄関(靴箱)・洗濯機・浴室・トイレ・キッチン空間とはドアで仕切られているのがいい。
トイレと浴室はもちろん別室で、浴槽も長方形で狭くはない。
リビングはベッドを置いてもそれなりの広さを確保できる(ホテルでいうと、シングルルームではなく、ツインルームの広さ)。
私は2番目の契約だったが、幸い最上階の角部屋(一番広い部屋)が空いていたのでそこにした。
3階建てなので、エレベータがない。
その分共益費も安い。 

ここにずっと住んでいて、まず騒音に悩まされたことはない。
ただ交差点に面しているので、道路と同じ高さの1階だと車の騒音や振動があるかもしれない(窓を通して、通行人の視線に曝される)。 
安い木造アパート(学生時代に居住経験あり)と違って、廊下と階段はコンクリだから、足音もしない。 

周囲も住宅地なので、環境騒音もない(2LDKの時は隣りの建物がカラオケスナックだった)。
あと鉄筋なので、空調効率もそれなりに確保されている。
ベランダが広く、干し物以外に椅子もおける。 
ベランダに面した部分はガラス張りで、室内に陽光が差し込む(ただし西日)。
床はもちろん全面フローリング(安くて狭いワンルームは安いカーペット敷き)。 

それでいて家賃が安め(コーポより高いが)。
実際、住み慣れすぎているので、たまに新築物件を探してみると、いずれも家賃が高く(共益費も)、
それでいてワンルームの面積が小さい
(そもそもワンルームは学生対象なので、ホテルのシングルルームに近い狭さ)。
つまり新築物件は”新しい”以外に魅力がないので、結局ここに住み続けている。 
ちなみに、設備としてこちらが追加したのは、
洗濯機、電子レンジ、テレビ、電話、無線LAN、書架、寝具、トイレの洗浄器、
それに冷蔵庫を大きめにした。

そういえば、先日隣室に入居した中国の留学生も、静かな居住環境に感心していた。
かように学生が住めるレベルの家賃なのだ。