今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

祝杯の理由

2012年11月12日 | 生活
先月から週末ごとに私を懊悩・呻吟させていた論文の原稿が仕上がり、
後は印刷して提出するだけの段階までもっていった(締切一週間前)。

理論的探求なので、
主題だけを決めて書き始め、結論は未定で”論理”の展開にまかせる。
目的地を定めない船出のようなもの。
これが懊悩・呻吟の原因。
実際、袋小路に陥ることもあった。
しかし、”論理”は、私の思考の不備を明らかにし、また予想しなかった方向にもっていってくれる。
それによって、理論がより洗練され、新しい視野さえ開けてくる。

このような作業によって仕上がった原稿は、思考の苦闘の結晶。
苦しかっただけに、達成感よりも、解放感の方が強い。
なにしろ今年最大のプレッシャーから解放されたから。
今年度の後に残るは、定型的(思考を使わない)な”業務”だけ。

そして今日は、10日ほど入院していた5歳の姪(乃の佳)が退院した。
昨日、原稿のメドがついたので、初めて見舞いに行ったら、とても喜んでくれた。

さて、原稿を仕上げた国会図書館を日中に出て、秋葉で買物をし、
駅構内のQBハウスで散髪して、頭も気分転換。

空の雲がなくなったので、近所の谷中富士見坂に「ダイヤモンド富士」を見に行くことにした。
昨日と今日は、ここから見える富士の山頂に陽が沈むのだ。
昨日は雨天だったが、今日は夕方になると雲がなくなるほどの晴天になった。
これはラッキー。

富士見坂の上は人でぎっしり。
私が着いた時は、ひと足遅く、日没直後だった。
でも富士の輪郭が金環食のようになって輝いていた(上写真)。
いいものを見ることができた。

ということで、今夜はエビス・プレミアムで祝杯!