なんと梅雨明けのこの時期に、名古屋宅のエアコンが故障した。
スイッチは入るものの、冷房がほとんど入らず、もっぱら送風(温風)のみの状態。
間歇的に冷房が作動するものの、室温を下げる前に温風になってしまうので、結果的に室温が上がってしまう。
名古屋宅は賃貸なので、管理会社に修理を依頼するも、修理可能なのは早くて来週末とのこと(ちなみにエアコンは19年使用)。
平日の昼は涼しい職場にいるからいいものの、夜から翌朝までの熱帯夜を無冷房状態で過ごさねばならない。
その間、室内はずっと30℃以上を保ったまま。
特に辛いのは、その室温での睡眠。
エアコンの冷房なしで、いかに涼感を獲得するか。
以下の工夫をした。
まず、就寝前に、浴槽に水を張って、冷水浴で全身を冷やす(気持ちいい)。
寝床から少し離した所に扇風機を置き、中程度の風を自分に向ける(つけっぱなし)。
ただし来る風は30℃以上なので、ちっとも涼しくはない。
さらに小さな冷風扇を寝床脇に置き、30℃未満のやや冷風を自分に向ける(が、風量が乏しいのでほとんど涼しくない)。
水を含んだタオルや吸水ポリマーの鉢巻を首とおでこに巻いて、冷感ポイントを刺激する。
だが、こんな程度では就寝中に暑くて目が醒める。
そこで、暗い中、ペットボトルに水を詰めた霧吹きで、両手足・顔面に吹きつける。
体表についた霧状の水の蒸発による気化熱によって、体表面がしばらく冷たくなる。
夜間の睡眠・覚醒を繰り返す中、この霧吹きを繰り返すことで、なんとか必要な睡眠量を確保して朝を迎えることができた。
その間室温はずっと33℃。
それでも手足は冷たくなっていた。
エアコン自体も(冷風扇・そして人体も)採用している”気化熱の原理”こそが最も効果的だということだ。