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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

『口福寄席』と桂文三さんー21

2011-02-22 | 笑われる「歯医者」
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


第1回『口福寄席』を2006年に開催ー6

自明のことでしょうが、歯医者は患者さんとともに歳をとります。私もいつの間にか、とっくに60歳を過ぎ、また10年とはいわず、20年、30年とお付き合いを重ねている患者さんも、それなりに齢を重ねてこられました。

年齢を重ねるとともに、お口の中も、かつてのようなご自分の歯で、何でもよく噛めるという状況から、それなりの機能低下もしてきます。また、いわゆる加齢とともに喜怒哀楽もおだやかになれば、それに伴って表情も乏しくなってきます。大きな口を開けて、口一杯に頬張って食事をするとか、大声をだして、思いっきり笑うとかいうことが非常に少なくなります。

“思いっきり大きく口を開けて、大声で笑う機会を提供したい、歯医者なればこそ”と考えたのです。



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タタミの上を、ゲタを履いて歩くー(20)

2011-02-22 | やさしい修複歯科(審美修復治療・機能修復
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


さて、その患者さんを拝見することになった。患者さんはベッドスタイルで横になっておられ、私は椅子に座って頭部の後方に位置し、お口を拝見するのが今の診療スタイルだ。

「せれでは拝見しますので、お口を開けてください。」と話してから、その方の口の中を拝見することになる。その私の姿勢からは、最初には下の前歯が最も自然に目に入る。

その前歯がグラグラしているというのが、患者の訴えだった。開けていただいた口の、下の前歯の1歯が、私が診ている目の前で、スーッと口の中に落ちて行った。

ポトンという感じだった。後にも先にも、歯の自然脱落に遭遇した唯一の瞬間だった。



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