宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
第1回『口福寄席』を2006年に開催ー6
自明のことでしょうが、歯医者は患者さんとともに歳をとります。私もいつの間にか、とっくに60歳を過ぎ、また10年とはいわず、20年、30年とお付き合いを重ねている患者さんも、それなりに齢を重ねてこられました。
年齢を重ねるとともに、お口の中も、かつてのようなご自分の歯で、何でもよく噛めるという状況から、それなりの機能低下もしてきます。また、いわゆる加齢とともに喜怒哀楽もおだやかになれば、それに伴って表情も乏しくなってきます。大きな口を開けて、口一杯に頬張って食事をするとか、大声をだして、思いっきり笑うとかいうことが非常に少なくなります。
“思いっきり大きく口を開けて、大声で笑う機会を提供したい、歯医者なればこそ”と考えたのです。