歯科医師・山田忠生
これは、四書のひとつ「大学」にある言葉で、正しくは「君子必慎其独也、小人閑居為不善」で、”君子は独りであるときは必ず慎み深くするが、小人は他人の目がないと悪い事をする”ということだそうだ。
まったく私のことを言われているようで、これから書き散らかすであろう、このコーナーの文章のタイトルにピッタリだと思い、使わせていただくことにする。
33年前に、ここ宝塚仁川で歯科診療所を開設した。そして、今の私の年齢は66歳。いつの間にか、開業前と、その後の人生が、今年でちょうど同じ年月となった。えっ、そんなになるのかというのが、最初に感じる正直な感想だ。
私の感じる印象では、圧倒的に開業から今日までの方が短い。何の根拠もないが20年程度という想いだ。明日も、歯医者と続ける。