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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

デンタル・コミュニケーション:117

2021-10-30 | デンタル・コミュニケーション

歯科医師・山田忠生

 

原則としては、患者からの個人的な質問に対して誠実に、率直に答えるべきである。しかし、患者の意図をあなたが明確に理解していること、そして将来にわたって専門家としてのあなたとの良い関係が、維持できる場合に限るのである。

質問:「あなたは民主党員ですか。」とか、「あなたはバプテストですか。」というような質問には、どのように答えるべきか。

回答:このような質問は、患者のするべきものではない。あなたの返事としては、これらを話題にすることは少しも患者を管理する上で役立つものではない、ということを表現したものでなくてはならない。あなたの返事を、以下と比較せよ。

 ●あなたがそのような質問をされることは興味深いことではありますが、私が知りたいと考えますのは、なぜご質問をされるのかということなのです。

 ●私があなたを援助することは、そのことで差がつくようなことには思えませんが。

質問:患者から「いえ、あなたがどのように投票されるのか、少し気になったものですから。」という返事があったとき、あなたの返答はどうか。

回答:以下を、あなたの返事と比較せよ。

 ●そのことが、あなたの問題の解決に役立つようには思われませんが。

 

 

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咬合病の診断と管理:7

2021-10-29 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介

歯科医師・山田忠生

 

DFEDフォーム(図6)は、歯ー顔面審美に関する25項目を系統立てて評価をするために写真図面を使用する。このシステムの最重要部分というのは、その状態の病因についての評価や診断であり、それは危険性/管理ボックス(コーナー)に、そして治療が始まる前に危険性の管理へと誘導することである。(図6)危険性が咬合病と関連しているのであれば、咬合・顎関節フォーム(図7)を使用することが求められる。それはさらに一層の診断と管理をするために効果的で、完全な臨床的咬合評価を臨床医師が行うのに役立つのである。

DFEDが完成した後、最終的な治療の提示と、結果に関する説明をうけるために改めてアポイントメントをする。写真、装着された模型を使用することで、咬合病の徴候や症状、つまりクレンチングと機能包絡線の妨げを容易に説明できる。(図8)治療としては咬合調整、定期的な咬合の修正、そして咬合ガードが勧められた。

 

 

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70歳からの歯科治療ー2

2021-10-28 | 70歳からの歯科治療

歯科医師・山田忠生

 

最新のデータによれば、図表1にありますように70歳で歯数は約20本、つまりすでに8本の歯を何らかの理由で失っているということであります。もちろん、これは平均ですので28歯すべてをもっている人もあれば、私の経験からも28歯すべてを失っている人もいます。

歯の喪失数が増加するにつれて、さまざまな支障、障害が生じてきます。噛みにくい、話しにくいなど生活上で、それまでは平気であったことができなくなる、それにつれて制約をうけ人とのおつき合いなど、つき合う世界が狭くなってきたと思う。

そのような人々への少しでもお役に立てればと、50年以上の歯科臨床経験から得た知識を提供することにしました。できるだけ絵空事ではなく、私の診療経験に基づいた知識を提供します。

なお、図表は私のオリジナルもありますが、ネット上で適切な図表を検索し利用させていただいております。無断での使用ではありますが、ご容赦ください。

 

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シュースター「卓越歯科医業学」:218

2021-10-26 | シュースター「歯科開業学」

歯科医師・山田忠生

 

治療予約と診査予約

1.新患者は5時限の予約時間をとり、教えるべき診療哲学を書面で伝え、治療前の問診や診療録と、歯根膜の診療後、口腔全体のレントゲン写真、パノラマレントゲン、スタディモデル、それに咬合記録をとる。患者は病歴調査票を受け取り、帰宅後に書き込み。送り返す。

2.2回目の予約は1時間の予定で、2回目の診査と食事には十分注意しなくてはならないとの話し合いをする。

3.月曜日…水曜日…金曜日の午前――青で塗った時間(形成の時間)

  月曜日…水曜日…金曜日の午後――緑でむった時間(セメント合着の時間)

  黄色の時間――少なくとも週に4日の午前と、いずれかの日の終了時間に診療会議を開催する。

 残った火曜日と木曜日は咬合調整、修復治療、保存治療、治療計画に充てる。

 

 

 

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:352

2021-10-25 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

郵送物だけでは、行動を促すには十分ではない。そして、”それ以上に追求しない”歯科医師は、患者を失望させることになる。つまりは粗略な扱いをした結果について、それを理解し、予知することができるのは専門家としての歯科医師なのである。歯科医師は主張を貫き、患者をそのことから守らなければならない――しかも、その主張の方法は患者に受け入れられなければならない。さもなければ、”売ろうとしているためだけの仕掛け”だと疑われるかもしれない。

患者には心の準備をさせ、一つの様式でつくられているアプローチを受け入れさせなければならない。これは患者が再来院する現実の動機を提供するものである。治療の最大の目的は、患者を主要な予後の危険性から守ることであった。治療計画を計画し、提示することには将来の危険性が含まれていた。これらのことがリコールの目的であり、そのためには患者に再来院を促せるように整理して、提供しなければならない。

 

 

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