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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

咬合再構築のP-M-Sフィロソフィ教本:抄録ー43

2013-03-29 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



4-1 2つの方法の選択

(口腔内で直接に機能的コアをとる術式も、この2つの方法以外の方法である。[補遺Ⅳ] この方法は臼歯の支持がある場合のみ使用することができるが、再構築ではあまり使わない。) 完全な再構築のためのF.G.P.の記録を得る方法として2種類がある。

第1方法:十分な歯の支持が得られるのであれば、硬いベースプレートワックスで作成するワックス支持のテーブルを使用する方法を薦める。これにはカー社のスティッキーワックスか、ブルーワックス、あるいはボズワース社のタッキーワックスを使用する。(これは補遺Ⅳで詳細に述べられている。)

第2方法:欠損部が多く、短い歯で、全部冠にしなければならなくて、十分な余裕がある場合には鋳造した金属ベースのプラットフォームを使用する。




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人は思考するように:33

2013-03-27 | 人は思考するように:ジェイムズ・アレン著
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



老人の顔には思いやりによって刻まれたシワがある。力強い純粋な思想によるシワもあれば、かんしゃくによってシワができている人もある。それを見分けられない者がいるだろうか。まじめな生活を送っている人々にとって、齢は夕日のように静かで平和で、やわらかくなめらかである。

最近、病床に就いたある哲学者を見舞う機会があった。彼は年齢以外には、歳はとっていなかった。そして元気なときと同じように楽しそうに息を引き取った。身体の病気を追い払うのに、楽しい思想ほど良い医者はいない。悲しみの影を吹き飛ばすのに、善意に勝る慰安者はいない。常に悪意と皮肉と疑惑、そして妬みの思想の中で生活するということは、自分でつくった監獄に囚われていることになる。

しかし何事につけても、よく考え、すべてに陽気であり、どのようなことにも長所をじっくりと見つけ出そうとする――そのような利己的でない考え方は、まさに天国への入り口である。そして毎日、すべての生き物に対して平和な考えをもって生活すると、必ず多くの平和がもたらされるであろう。





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パンキーフィロソフィ(92)

2013-03-23 | L.D.パンキー歯科診療哲学:講演抄録
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



Ⅷ ホールディング・プログラムとは

ここで、ホールディング・プログラム(Holding program)について話しておきましょう。かつて、私の患者でご主人が飛行機の副操縦士で、ご自身は大学卒の優秀な、しかし経済的に苦しい患者分類のクラス2?か、それよりも悪いクラス2ダブルマイナスのご婦人がいました。10数年後に御主人は機長になられ、そして彼女には遺産が入り、苦も無くすべての治療を受けました。ご主人の歯も治療しました。それから25年が経過しましたが、いずれも1本の歯も失っておりません。彼らは本当に幸福な患者であります。

彼らを治療するときに、私はホールディング・プログラムを用いたのです。これは必要な治療のすべてを受けることのできない人々に用いることのできるもので、歯口清掃をして、ビタミンCを投与して歯肉からの出血を無くして歯周疾患を予防し、咬合を適正にするための調整を行うという内容であります。



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音楽のまちづくり100人委員会ー24(20)

2013-03-21 | 私の愛する街「宝塚」
歯科医師・山田忠生


出演者の準備ー1

女声合唱団:コーロ・アロードラ
指揮者1名、ピアノ伴奏者1名、コーラスメンバー40名の総勢42名の出演である。幸いなことに、私たちの部会員である藤原桂子さんんが、ご自身はプロの女声合唱団エコ・エレガンテの正団員として活躍されながら、このコーロ・アロードラの指揮者をされていた。そこで、この企画が持ち上がったとき、真っ先に出演をお願いし、快諾が得られたのだ。
その後の私の市民文化活動でも、何かと藤原さんの協力をいただいたのだが、とても残念なことに2007年にお亡くなりになられた。今では、彼女の遺志をついでお嬢さんがグループを指導されていると聞いている。



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歯科診業パンキー哲理:39

2013-03-19 | パンキーフィロソフィ:日本語版山田忠生新
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



Dr.クレインの使用する教科書はその目的では書かれていなかったので、ルーズリーフに手書きのものを持ってきていたが、それが後に彼の著書「応用心理学」となる。彼のコースが私にとって夏のノースウェスタンのハイライトとなった。専門家のための自分自身と患者とに関係した心理学がそのコースの中心だった。カール・ユングの業績、つまり人格を内向性、外向性、両向性、そして補償型に分類した考えを教えられた。また、ビネー・シモン式知能検査も扱った。それは1905年に子どもの知的能力を判定するために開発されたものである。1918年には成人の”精神力”(I.Q.として知られている)の最初のテストが開発された。私が患者の知的、社会的、経済的分類と同様に、デンタルI.Q.の発想を得たのはそこからである。

Dr.クレインは調和のとれた人生を強く提唱しており、真に充実した人生のためには、仕事、遊び、愛、そして礼拝のバランスをとる必要性を強調する”人生の十字”について話し合うのに多大の時間を使った。ここで始めて、私は”人生の十字”を歯科医業に適用することを考え付いた。”あなた自身を知りなさい”と、”あなたの患者を知りなさい”が、十字の最初の腕になった。その後に、第3の腕”あなたの仕事を知りなさい”を付け加えたが、これは技術的能力(実践能力)と哲学そのものの知識という2つの重要な分野から成っている。第4の腕”あなたの知識を応用しなさい”は、あなた自身、患者、そして仕事に関する知識を、やりすぎや、やりなさすぎによる過ちを無くしながら適用し、そして患者に最適の歯科的健康サービスを与えるということを心から誓い、そして収斂することを包含している。


私は常々、おそらく技術は哲学の前に身につけるべきだと話している。というのは不可能ではないにしても、できもしないことを売るということは非常にむずかしいからである。他方、歯科医師にとって自分の仕事を知っていながら、患者から信頼を得るのに必要な哲学をもっていないということは失望感を味わうことになる。実際、技術と哲学の両方が最適の歯科医学を実施するのに等しく必要であり、学習していくのに最も大切なものの一つには、自分の最も弱点とするものがある。インスティテュートが教育プログラムの中で両者を強調するのはそのためである。



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