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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

バークリー予防歯科の概要:206

2021-03-30 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.

歯科医師・山田忠生

 

かつて、著者の同僚で5か月間ぎっしりとつまったアポイントメントのため、まったく動きのとれない状態に陥っていた人がいた。学校の成績は人が羨むほど申し分のない歯科医師であるにも関わらず、診療はマヒ状態になってきていた。やがて新しい患者の受け入れを中止するに至り、さらには専門領域への発展段階で行き詰まり、診療が思うようにいかなくなってきた。そこで、彼はアポイントメント・ブックのつけ方に関するさまざまな情報を得て、転換するべき時期が来たと判断して、著者に援助を求めにやってきたのである。

この歯科医師の業務のマヒを取り除くために、著者が第一に手掛けたことは彼のアポイントメント・ブックだけに少なくとも全勤務時間の3分の2を費やしている秘書に加えて、2人の補助者を使うとすれば患者3人を1時間でこなせるだろうと教えた。彼には週に20回ほどの治療があり、そのために10時間が必要だったのだが、慎重に計画するとこの時間を6時間45分まで短縮することができるのである。そうすることによって1週間にほぼ半日を、自分の自由な時間とすることができるのである。彼はこれほどまでに急いで患者を診ることが良いものかどうか、非常に気が引けてならなかった。しかし現在のシステムと、1時間に3人を診ていく計画とを比べ、じっくりと考えた結果、以前にはムダに使ってきた時間を役立たせようと思うようになった。

 

 

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宝塚アートマラソン'03・ヒストリー:7

2021-03-29 | 宝塚アートサポート

歯科医師・山田忠生

 

出演・出展された個人/団体の一覧です。

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デンタル・コミュニケーション:103

2021-03-26 | デンタル・コミュニケーション

歯科医師・山田忠生

 

質問:以下の文章を書き換えて、患者が反感をおぼえ、精神的に負担をかんじるような表現を取り除け。

  A.私の指示通りに薬を飲まれていますか。

  B.なぜ、ブラッシングをやめたのですか。

  C.なぜ、今日まで来院されるのを延ばされたのですか。

  D.さて、他のことは結構ですから、歯のことだけを話してください。

回答:以下の文を、あなたの対応と比較せよ。

  A.今、どのように薬をお飲みですか。

  B.ブラッシングをやめられたのは、どのような「理由でしょうか。

  C.もっと早くお越しになることができましたか。

  D.あなたに何があったのかを、私はよく知っておきたいのですが、歯のことに注目をしてみましょう。

 

現実の社会は黒白がはっきりしていることや、すっきりと割り切れるものではない。その程度も微妙に異なる性質、感覚、感情をもった人々から構成されている。歯科で行う質問にあたっては、このことを十分に考慮して二者択一をさせるのではなく、どの程度の感じ方であるかという質問をする必要がある。断定的でなく、どの程度のものであるかと質問することによって、さらに多くの情報が得られるからである。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:340

2021-03-25 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

4・次回が最終となるときに、患者の口腔内を再診査する、--広範囲はリハビリテーションが含まれるときには、レントゲン写真と模型も必要--そして、口腔内にカリエスがなく、歯周疾患も管理下にすることを説明する。

5・最終来院の時には家庭管理指導を話し、リコールの日にちとその目的を設定する。上記のことを達成する手段として、歯科医師によっては治療終了5分前にアシスタントに速記用パッドをもたせて実施したことや、次回に予定していることを書きとらせている。このことは、実施したことが患者の利益になっていることを強調することになる。

しかしながら、略述しなような型通りの方法では、興味が衰え気味であることを防ぐのには十分ではないだろう。歯科医師は落胆することや、興味を無くしていく徴候を観察したときには、いつでも治療を中断して調査をし、それに至った原因を除去しなければならない。歯科医師が行うことは、治療の進展とその結果の効果を強調することである。いつも成功するとは期待できないが、油断することなく何事も当然であると思わないようにすれば、多くの陥りやすい間違いを避けられるであろう。実際、成功の割合というのは歯科医師が教育を継続していくにあたっての、徹底さと熱意に比例するのである。

 

 

 

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タタミの上を、ゲタを履いて歩く:21

2021-03-24 | はなしにならない「歯医者」のはなし

歯科医師・山田忠生

 

”聴く耳”は、どうすれば創られるのだろうか。一方で患者側に立つと、歯科医師に尋ねるという行為は、ときには一大決心を要することもあるそうだ。こんな経験を聴いたことがある。

「今日こそ、少し疑問に思っていたことがあったので、先生に勇気をもってお尋ねしようと思ったのです。診療も終わったので、いよいよ聞きましょうと振り返ると、先生はもう別の患者さんの方に行かれて、結局聞けませんでした。」

 

 

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