宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
つまり、日本歯科医師会の会員であり、そして保険医である歯科医師は、この“ふつうの歯科診療”という表現を認めた、その日から広い意味での国家公務員になったと言えます。
また、独断と偏見をもってすれば、現在の国家公務員のもっている、さまざまな手厚い恩典すら与えられない、医療担当の公務労働者になったと極論することもできるのではないでしょうか。
これほどまでに易々と自らが存在していくための必須の条件である“自立性”を手放してしまう歯科医師とは、本当にプロフェショナルであったのだろうかという疑問が生じて来ずにはいられないのであります。
一体、私たちはプロフェショナルなのでしょうか。次に、そのことについて考察してみたいと思います。