山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

シュースター「卓越歯科医業学」:196

2020-08-28 | シュースター「歯科開業学」
歯科医師・山田忠生


歯科医師として非常に高い水準に達するということは、道義上の問題だけではなく、自分のアポイントメント・ブックをきちんとコントロールすることなのである。

ここで例をあげる。あなたは自らの行っている歯科医業にまったく満足していると仮定しよう。あなたは歯内治療も歯周治療、そして子供の治療、クラウンやブリッジも楽しく行っている。しかし、忙しくて、自分のやりたいと思うことを行う十分な時間がないと感じている。先ず行うことは、最近4か月間の診療予約を見ながら、時間の配分を研究することである。…これには約1時間はかかると思う。週ごとに欄をつくって、治療した時間を書き出す(それには治療の欄も加える)。そして、次に歯内治療をした各時間(歯内療法欄にいれる)、その他の時間も同じようにする。そうすると、毎週どのように過ぎているか、その週の歯科医業に配分した時間がわかってくる。



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咬合病:10

2020-08-27 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
歯科医師・山田忠生


3.咬合病管理システム
著者は、”咬合病管理システム”を開発した。そのシステムとは、咬合病の診断と治療を進行段階ごとに順序立てて実施するためであり、患者が責任を受け入れ、自らの咬合/顎関節異常管理を治療するという深刻さと、患者の意志に基づいたものである。このシンプルなシステムは多忙な歯科医師にも、すべての患者の咬合の診断と治療を実施可能とするものである。
システムの第一段階は咬合病の徴候、症状を選別するためのすべての包括的な診査を通して実施される。基本的な咬合と顎関節・TMJを選別することを含んでいる。このシステムのすばらしいところは包括的な診査のための通常の手順に、3~5分間を加えるだけのことである。患者は咬合病に関連した例えば顎の痛み、頭痛、偏頭痛、歯の知覚過敏、歯ぎしり、くいしばりの状態についての自己開示を可能とするために簡潔な歯の病歴についての事柄を記入する。この情報を使用することで、歯科医師はすべての患者を包括的な診査に、咬合病の評価を容易に追加することができる。


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デンタル・コミュニケーション:92

2020-08-25 | デンタル・コミュニケーション
歯科医師・山田忠生


私たちは一言で答えれれる質問を、すべて避けるように主張するつもりはない。ごくわずかではあるが、そのような質問が適切な場合がある。たとえば、患者が腫瘍の症状を伴った歯の痛みを説明したのであれば、その部分から排膿があったかどうかを知る必要があるときなどである。

質問:あなたなら、以下のどの質問をするか。
  A.歯の痛みのある個所に、何か気づいたことがありましたか。
  B.歯の痛みのある個所からウミがでることや、嫌な味がしましたか。
  C.歯の痛みのある個所に、どのような変化がありましたか。
回答:Bは、あなたの希望通りの情報が得られ、大切な時間の節約にもなる。直接的質問は、漫然と話をする患者に関心のある話題に集中させるのにも用いられる。



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マークス「完全歯科医業学」概要:331

2020-08-22 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー
歯科医師・山田忠生


しかし、週10ドルしか支払えないような患者に直面することがある。患者がその費用を処理するには70週間が必要となる。歯科医師は3回目の診査に先立って、治療が70週間以上かかっても安全なものであるかどうかを決定しなければならない。3週間とか4週間の間隔で患者を診ることは賢明なことではないので(興味を失ってしまうことになる)、6週間、10週間、4週間とそれぞれ3つの治療単位に分け、その単位間の間隔を25週間空けて治療することにする。そうすることにより、第1段階が完了するまでに患者は60ドルを支払い、第2段階までには310ドルが支払われ、最終段階には660ドルが支払い済となっている。


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咬合病について:9

2020-08-18 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
歯科医師・山田忠生


修復の失敗や、術後の知覚過敏問題のほとんどが咬合病に起因しているが、包括的な評価を通して咬合病を診断する歯科医師は、ほとんどといっていない。咬合病の診断と管理は、患者の歯の長期的な健康と、歯科医師による修復治療の予後にとって極めて重要であることを考慮すれば、すべての包括的な診査を通して患者の咬合病について評価をして、それを教育することは理にかなったことである。


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