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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

ザ・デンタルフィロソフィ:78

2018-01-31 | ロッカード「ザ・デンタルフィロソフィ」
歯科医師・山田忠生


金銭(人口の10%):このような人びとは倹約家であり、金銭への意識が強く、それは理解しにくいことや、良い評価をもてないことについては特に強い。古くなったクラウンやインレーに、どれほどの価値があるかを知ろうとする。

このタイプの人は、しばしば報酬について関心を示す。無料や、割引で何かを手に入れるのが好きである。未了の歯ブラシや歯磨剤、無料の教育用パンフレットが好きなのである。話題はお金の節約や、蓄財のことである。お金や財産を失うことへの恐れは、非常に大きな動機づけの原因となる。消費やぜいたくを嫌う。
あなたが材料をむだに捨てるのを見たくないのである。割引とか値引きといったことに関心を示す。


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パンキー・マン・スカイラ―哲学による咬合再構築:補遺Ⅵ-17

2018-01-30 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
歯科医師・山田忠生


提唱されている犬歯保護下咬合によれば、反対側の犬歯が臼歯平衡側斜面からストレスを取り除き、臼歯への外傷としての最も重要な要因が除去されることになる。
しかし何故、このストレスをすべて犬歯に委ねるのだろうか。犬歯側方斜面が臼歯の作業側斜面と調和していれば、このストレスは1歯にではなく多くの歯に分配される。正常な咀嚼にとって必要な臼歯の作業側斜面での側方偏心機能を、なぜ奪おうとするのか。
また、私が述べたように平衡側斜面の角度を減少することにより、最も破壊的な外傷が機能的効果を少し、あるいはまったく減少させることなく除去されるのに、なぜこの偏心機能ストレスの好ましい分配を奪ってしまうのだろうか。


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デンタル・コミュニケーション:17

2018-01-29 | デンタル・コミュニケーション
歯科医師・山田忠生


次に受付が行うことは、電話の相手の名前と要望事項を聴くことである。受付はできるだけ正確に、その事項を記録する必要がある。というのは、相手の言葉には精神状態を知る手がかりが含まれており、本当に何を望んでいるのか(表面的なことではなく)、そして何に関心をもっているのかを知るためである。

質問:患者がアポイントメントを希望する理由を、受付はどのように尋ねるのが適当か。
   A.なぜ、あなたは約束を希望されるのですか。
   B.どのような問題をもっておられますか。
   C.お悩みになっておられるのは、どのようなことでしょうか。
   D.あなたのお約束の理由を、どのように記録しておきましょうか。
   E.あなたのお約束の理由を、記録させていただきたいのですが。

回答:DとEが、薦める方法である。このような質問をすることによって、受付は返事がどのようなことなのかを聴こうとしており、その返事に関心をもっていて、それを筆記する態勢にあることを推察させるのである。また、患者がアポイントメントを希望する内容に予断をもっていないことを暗示しているもとになる。
   Aは告発されているようで、自分がアポイントメントしたことの是非を、自分で判断しなければならない立場に追いやることになる。
   BとCが、プロフェショナルとして余りに主体性がなさすぎる。



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バークリー予防歯科の概要:130

2018-01-27 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.
歯科医師・山田忠生


いくつかの興味深い質問をしているだけで、どのような説明もないことに気づくであろう。この質問をしている間の声の抑揚は興味と関心を表していなければならない。この質問をすることが歯科医師にとって日課であると患者が感じるようであれば、その結果は診査への効果が低下するであろう。
患者が可能な適切な処置について質問をしても、説明をすることを避けて、このように話すのである。
「最初にすることは自分の歯に何が起こったのかをすることであり、知らないままで先に進むことは無鉄砲なことであり、費用もかかるかもしれない。」と。
そのように考える過程には、アシスタントが必要なことがよくある。診査前のアポイントメントの前に、患者が考え方についてのパンフレットを読み終えると、すぐにアシスタントはその新患者に接する仕事がある。彼女は患者の読んだことへの反応を知ろうと努力する。その考え方の中心となるものを好むかどうかを患者に質問することによって、これは達成できる。
それに対して患者がする質問に対して、アシスタントが防御的な説明をするなら、患者の態度に返って悪い影響を与えることになる。アシスタントの目的は回答者としての役割を避けることである。なぜなら、それは患者の考えではなく、彼女の考えであるからである。このような非常にむずかしいやりとりとなることは、ほとんど考えられないが、このやりとりによって有能な面接者はどのようにコントロールすることができるのかを認識することができる。


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マークス「完全歯科医業学」概要:259

2018-01-26 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー
歯科医師・山田忠生


14-3 緊急事態のタイプ

その状態が基本的に緊急で治療することが正当と認められる患者を5分類し、さらには6番目(リストの1)が周囲の環境から見て、それに含めるのが妥当と考える。

1・年齢に問題のある患者――非常に小さな乳幼児か、高齢者

2・現在の健康状態が完全な歯科治療を禁忌とする患者

3・利用できる時間に正当な根拠があって制限のする患者

4・審美的な面で緊急を要する患者

5・装置か義歯の修理を求める患者

6・痛みや過度な不快感をもつ患者


14-4 年齢に問題のある患者

この項目については手短に扱う。患者が非常に幼い子どもか高齢者で、協力が得られにくいとか、維持していけないときには、できるだけ快適となるように診断と治療を限定することによって、”全体的福祉”が最大に提供されることになる。病床にある患者は年齢に関係なく、通常はこの項目に入ることになる。



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