山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

ブラキシズム:17

2022-11-30 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介

歯科医師山田忠生

 

ブラキシズムと舌の位置には関連性はあるか

それはとても良い質問である。自己管理アプローチの第一歩は、感覚運動の認識である。患者は顎の筋肉の過度な緊張に気づくことになり、舌はその一部なのである。私たちが論じている過度の緊張はストレスと関連しており、患者にもよるがこれらの力が長引くと、顎関節系に症状が現れる可能性がある。

顎の適正な静止位置は、筋肉の緊張が最小限であり――重力を打ち消すのに十分な中立的な位置である。したがって口唇は閉じられ、目に見える模倣はなく、筋肉はリラックスしている。歯の間にはわずかなスペースがある。舌は成人期においては異なった安静位をもつことができる、つまり口腔底に、あるいは中心部に、そして口蓋に軽く触れる位置にと、――舌はこわばることもあれば、そうでないこともある。患者に対して口蓋に積極的に舌を押しつけるように助言するのは間違っている、というのもそれは返って舌をまったくの筋肉組織として緊張するように導いてしまう努力をしなくてはならなくするからである。そこで、適切なアドバイスは舌が完全にリラックスして、柔らかくさせて、自然に動くようになれば口蓋にふれてもかまわないということである。

 

 

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パンキー歯科診業哲理:289

2022-11-25 | パンキーフィロソフィ:日本語版山田忠生新

歯科医師:山田忠生

 

あなたは自分の顔に何を現しているのか。自信、力量、それとも他人への心からの配慮だろうか。リラックスしているか。楽しんでいるか。身なりは整っているか。微笑みはどうか。あなたの口腔衛生の管理は十分に患者の模範となりうるものか。あなたの姿勢はどうか。目的意識をもった人のように歩いているか。それとも世界中の重荷をもって、打ちのめされたように歩いてはいないか。声のトーンは聞く人にとって誠実で、落ち着き、安心感を与え、楽しく聞こえるものか。それとも不機嫌で早口か、気取っているように聞こえないか。自分が他人に与えている正確な印象をとらえるために、ビデオテープに自分を撮影して役立てている専門家もいる。

 

 

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シュースター「卓越歯科医業学」:236

2022-11-17 | シュースター「歯科開業学」

歯科医師・山田忠生

 

事業機関などではこれを目標管理、あるいは目的による統制などと称します。ひとたび、あなたがゴールのアウトラインをつかめば、そこへ到達するチャンスは大きくなります。ここで、あなたの現在の口腔状態がどのように未来の口腔の健康に影響するか、ご報告しましょう。多くの歯科医師はただ詰めて、修理をすることにしか興味がないようで、三千万人もの人が自分の歯を失っているということを知れば、次のようなことが気になりませんか。今までの古いシステムは実際の役に立つのでしょうか。

次にあげるのは、診査の結果わかったことの大略です。ご質問があると思いますので、どのようなことでも気軽にお尋ねください。そして、話し合いましょう。

 

 

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バークリー予防歯科の概要:237

2022-11-16 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.

歯科医師・山田忠生

 

センターの活動の一環として、ヒトは内科と歯科の診査を受けた。診査の結果を家族に告げる方法が、信じがたいほどに重要であることがわかったのである。

”わかった事実と、その意義とをできる限り普通の人のみわかるように、そっくり家族に伝える。そのときには、こちらから積極的に忠告を与えるようなことはしない。普通の人にとっては、どのようなアドバイスも求めていないのであるから、これは当然なことかもしれない。しかし、内科医として養成された人、つまり明確に忠告を与えるよう指示された人にとっては、これは非常に取りにくい態度である。確かに”忠告をする”ことは、権威をもつ地位にある人間にとって、ほとんど抑えられない衝動である。そのとき私たちはアドバイスをしないように、専門知識の権威者である態度をとることは慎むようにしなければならない。あるメンバーが語っているように、「医者はただ、あなたがどのような状態にあるのかを教えるだけ」なのである。したがってその後の実際の行動は、それぞれの思考力の程度によるのである。

 

 

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ザ・デンタルフィロソフィ:163

2022-11-12 | ロッカード「ザ・デンタルフィロソフィ」

歯科医師・山田忠生

 

スタッフは自分の働いているオフィスを誇りに思うと同時に、負担した費用に値する恩恵を患者が受けていると感じる必要がある。また、単にオフィスが経済的に裕福であるということだけでは、質の悪い歯科医学しか提供できないということを認識しなければならない。収入の行先や、オフィスを経営する費用についてスタッフが認識をして、理解をしたときに治療費について一層の満足感をもつのである。スタッフが治療費の決定に参加するべきだと私は考えている。

歯科医師とスタッフが診療費について満足すれば、患者も同様に満足するのである。

 

 

 

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