エクセレンスの追求ー２４

歯科医師・山田忠生


それからいつ急ぐべきか、いつペースを落とすべきかをわかっておられますか。ここでは決定を下す、ここでは決定をしないということがきちんとわかっておられますか。それから失敗をしたときにそれを認めて、そして正すという態度が身についているでしょうか。今、さまざまに述べてきましたのは、それぞれが自問自答しなければならない項目であると考えるからであります。この自問自答を通して自分は誰なのか、そして今、自分はどのような状況におかれているのか、自分の強みは、そして弱みは何かをわかっていただきたいからであります。成功する人間像といいますのは、自分自身を認めて、自分の強さ、弱さをわかっている人であります。ペーパーの真ん中に線を引き、その左側に書いていただきたいのは、自分の長所、強みというものであります。そして右側には自分の嫌いな所、うまくできないような短所、弱いところを書き出していただきたいと思います。

デンタル・コミュニケーション：６９

歯科医師・山田忠生


若い患者がこのようなことを話した。
「この痛みを止めるにしては、薬が多すぎるのではないかと、父は言っているのですが…。」
患者は話しながら、こぶしを握りしめているんい気づいた。
患者の関心をあなたの観察した、そのことに集中させたいと考える。

質問：患者を自分の行動と対峙させるような対応とは。

回答：あなたの対応を、以下と比較せよ。
　　●お父さんのことを話したときに、こぶしを握りしめていたのに気づいていましたか。
　　●こぶしを握りしめて話していたのですよ。

バークリー予防歯科の概要：１７５

歯科医師・山田忠生


一つには現在の補助者が今までと違った分野に発展することに手を貸すとすれば、どこに能力的な欠陥があるのかを見出すために、そしてもう一つには今の仕事を行うにあたての、理想的な人間とはどのような能力と心理学的性質が必要なのかを明らかにするために、ある一つの試みを行ったのである。そのときの訓練は一般的なものとはまったく異なり、個々の特殊な要求に合わせて組み立てられた。さらに、それぞれの仕事が適用範囲に収まるように、補助者間で職務の交換が行われるかもしれない。この職務の交換は、新しい補助者が選択されるときに繰り返されるかもしれない。
それぞれに個性のある新しい人が入ってきたので、オフィス全体の職務記述書を少し変更する必要があるかもしれない。その変更について電話や手紙で容易に話し合うことができるように、職務記述書やテストの結果は心理学者の手許でファイルできるように計画された。

ザ・デンタルフィロソフィ：１２０

歯科医師・山田忠生


４．最終的修復開始前には、組織は健康であること
５．細心の注意を払った歯の形成
６．視野をレンズなどで拡大する
７．印象の精度を確実にする
　　●複数の印象
８．歯型の精度を確実なものとする
　　●歯科医師が歯型のトリミングを行うべきである
　　●印象を郵送してはいけない。それでは卓越した修復物は期待できない
９．完全な印象採得　
　　●口腔内で確認が可能である
　　●記録を模型上で確認できる

シュースター「卓越歯科医業学」－１７３

歯科医師・山田忠生


普遍的な勝者の資質

どのような勝者にもみられる普遍的な資質は、自分の使命に集中して、焦点を合わせる能力と、毎日の多くの小さな仕事を全体に結びつける洞察力である。目的とするものを獲得するために、どれほど小さな部分であってもそれに目を向けることは、楽しくて価値のあることだ。勝者を支えるスタッフが関りをもってくる。なぜなら、スタッフは自分たちが全体のサービスに非常に重要な役割をしているのだということを、認めるように訓練されているからである。このようなことに気づくことができる。

人生に明確な使命をもつと、その結果生じてくるであろうと思いつく長所を、好きな順序でここに記述してみることだ。そして、これが勝者の仕事にどのように当てはまるかを考えて、その考えを記載する。