歯科医師・山田忠生
■原則:「歯」と「インプラント」の混在は疑問
歯根膜支持のある「歯」と、歯根膜支持のない「インプラント」が混在することは咬合の観点から大いに疑問がある。
歯科医師・山田忠生
■原則:「歯」と「インプラント」の混在は疑問
歯根膜支持のある「歯」と、歯根膜支持のない「インプラント」が混在することは咬合の観点から大いに疑問がある。
歯科医師・山田忠生
ブラキシズム患者がストレスを緩和する最善の方法は何か
この質問には、正確に回答することはむずかしい。個人的にはストレスを軽減させる良い方法とは、時間をかけて、自分自身に耳を傾け、そして良い気分にさせることなどを行うことである。ストレスを和らげるものは、その人の好みや性格に依存している。
ブラキシズムは常にストレスによって引き起こされるのか。顎関節症についてはどうか。
いいえ、日中、患者はリラックスをしている間でさえも顎の緊張過多を示すことがある。その人はこの悪習慣に気づいていないかもしれない、というのもこの緊張にも気づいていないからである。夜間には他の要因、つまり胃腸の逆流、呼吸やそれ以外のものが介入する。いくつかはストレスに関連するが、他には解剖学的及び遺伝的なものがある。顎関節症は大きな課題である、というのはそれは多数の要因、つまり咬合、外傷、そして個人の適応能力などに依存しているからである。たとえばブラキシズムは筋骨格構造に慢性的微細外傷を引き起こし、整形外科的不安定性へと導く可能性があり、ときには顎関節症に関連した痛みが、ブラキシズムを妨害することが可能となる。
歯科医師・山田忠生
現在、健康自主管理能力の向上を第一目標に掲げている。家族の健康教育の例が一つだけ存在している。国家のほとんどのプログラムはこの方面をなおざりにしており、私営の貧困者用の診療所も同様である。また、教会の救済病院でさえ緊急処置と、失敗に帰することの多い中間的な歯科診療を重要視している状態である。このアプローチに関する一つの例外は、家族の健康教育における実験である。その結果、私たちは歯科医学的貧困者を救済するためのアプローチを早急に再評価して、さらにすべての健康管理のためのプログラムのアプローチに努力を傾注しなければならないことがわかった。ロンドンでは、生物学者たちがペッカム・センターに健康の促進と豊かな生活の促進とを呼びかけ、次のような質問を行った。「どのような状況によって人間は完全に機能し続け、さらにこのように完全に機能を果たしている存在は、どのような方向を人間生活に与えているだろうか。」
歯科医師・山田忠生
さて、治療室となる。輝くばかりに清潔であり、乱雑なことはないだろうか。十分に管理されていることで、患者に安心感を与えているか。調度品がすり切れていたり、模型や器具が散乱していたりすれば、優れた歯科医師ではないと思われるのではないか。壁には一時的にでも患者の気分を和ませ、笑いをさそうような漫画や、興味深い絵画、あるいは額が飾ってあるのか、それとも何かほかにしていることがあるのか。あなたが新しい患者の許へ行ったときの、患者は微笑んでいるだろうか、恐怖でチェアのひじ掛けを握っていることはないだろうか。
患者をくつろがせることができるかどうかは、環境やスタッフ次第である。
新しい患者があなたと初めて出会うときを想像してみよう。患者は、どのような印象をもつだろう。Dr.パンキーは好んで詩を引用している。以下にそれを紹介する。
毎日をどのように過ごしているかを語る必要はない
仕事をしているのか、遊んでいるのかを語る必要はない
信頼に足る、真実を語るものがある
心に何をまとおうとも、あなたの顔に現れる
歯科医師・山田忠生
ストレスと、ブラキシズムの間の関係は何か。ストレスが一部の人にはブラキシズムの原因となり、他の人にはそうならないのはなぜか。
私はストレスそのものが悪いというつもりはない。個人的には、ストレスをエネルギーとしてイメージすることを好む。ストレスがあると身体はそれに備えて目覚め、エネルギーが利用できるようにする。このエネルギーは誰かを動かそうとすることもできれば、それに代わって緊張を生み出すこともできる。エネルギーは創造することや、何かを行うこと――走ることや、行動を起こすこと――に使われることもあれば、体内に保存されることもある。この第二の選択肢が結果としてブラキシズムとなるが、さらには高血圧、過敏性腸症候群、疲労、そして頭部、頚部、および背中の筋肉の緊張増加などの症状を招じる。この緊張が現れる個所は人それぞれで異なる。
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