パンキー歯科診業哲理：２５０

歯科医師・山田忠生


相手の立場に自分を置く．自分自身を初めて来院してきた患者に見立て、その立場に自分を置いてみることである。Dr.F.ハロルド・ワースの語る共感の黄金律を思い出すこと。”相手の立場になって他者に接しなさい。”、”自分はどのように扱われたいと願っているのか。”を自問すること。患者に”なってみる”ことは、自分のもっている関心や事情にとらわれることなく、状況をよく見通せるようになる。そのことはあなたの聴く能力や、観察する能力を高めることにもなり、患者への対応を組み立てていくのにも役立つのである。

シュースター「卓越歯科医業学」：１９７

歯科医師：山田忠生


色分け

アポイントメント・ブックと時間の調整について、私が述べられる最も重要なことは、あなたが自分は今までずっと何をしてきて、これから何をやりたいのかを知ることである。

アポイントメント・ブックを色分けすること
これは受付に対して、無言のうちに多くのことを伝える。ある決まった時間には、ある決まったことしか行わないというあなたの意向を伝える。例を挙げてみる。デトロイトにいる私の親友は、かなりの量の歯列矯正を行っている。しかし、彼にとってもスタッフにとっても、患者を昼に一人、学校が終わってから一人というように診療すると、何時も面倒なことだった。そこで、彼は過去４か月間の診療時間を整理してみた。平均して週に約６時間、矯正患者を診ているという結論に達した。私は、彼に木曜日の午後だけ矯正患者を診療するように勧めた。彼はアポイントメント・ブックの木曜日を緑に塗り分けた。受付にもこの時間だけ矯正患者を診るということがわかった。スタッフはその日の午後だけ矯正患者用の準備をすればよくなった。スタッフは一週間、ずっと矯正の準備と後片付けをし続ける必要がなくなったので、態度も変わってきた。…彼らは強制の時間を楽しみに待つようになった。スタッフの意欲が高まるにつれて、彼の診療の中で矯正の割合も大きくなった。すると、スタッフは木曜日は年少な患者に対してふさわしい服装にしようと取り決めたのである。

咬合病：１２

歯科医師：山田忠生


（１）歯/修復物の病理的な咬合面磨耗と破損．熟練した歯科医師は、ほぼ直ちに病理的な歯の磨耗を発見することができる。咬合面磨耗は多因性で摩滅（attrition）と、浸食（erosion）、磨耗（abrasion）の組み合わさったものである。過度な咬合面磨耗を観察している臨床歯科医師は、常に大小さまざまな破損があること、歯や修復物が壊れた経歴をもっていれば、すべて病理的咬合の現れであるとすることができる。

デンタル・コミュニケーション：９３

歯科医師・山田忠生


探査

患者が症状を告げるときに、あなたが知りたい詳細な点まで知らせてくれるとは限らない。患者があなたに症状を訴えている限り、さらに詳しく情報を探査する必要がでてくる。

質問：以下のどれが、詳しい情報を探査する質問か。
　　　Ａ．ええ、それで。
　　　Ｂ．そんときに、何か気づきましたか。
　　　Ｃ．うーん。

回答：ＡとＢである。
　　　Ｃでは、患者が話題を変えてしまうことや、違った方向へ進んでしまうことがある。

宝塚アートマラソン’０３・ヒストリー：３

歯科医師・山田忠生


イヤーエンドは宝塚で「アートなひととき」を!!
新しい、年末の”ひととき”の過ごし方を【宝塚アートマラソン】は提案しています。
アーティストの方々には一年の成果を発表する機会を提供します。音楽に限らず、さまざまな分野のアーティストに出演や出展をしていただきます。プロのアーティストはもちろん、アマチュアで楽しんでおられる方々にも場を提供します。