山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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「新しい歯科」の軌跡:第5話

2009-12-29 | わかる歯の話

                     宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

10:早期発見・早期治療の必須アイテム

 かつて、私の小学校時代だと記憶していますが、学校の集団検診で、「はい、息を止めて」と胸部レントゲン撮影をドキドキしながらとったことがあります。あれで飛躍的に肺結核の早期発見が可能となったのでしょう。 ちょうど、私が歯科医師になったばかりのころ、歯科用のレントゲン装置も非常にコンパクトになり、町の歯医者さんでも設置が容易になりました。歯科医師が”スーパーマン”のような「眼」をもつようになったのです。見えない個所を見通す早期発見の必須アイテムの登場でした。

11:”歯と歯の間”のムシ歯はおまかせ

前歯のように前後の幅が薄い歯ですと、ムシ歯になると何となく”歯と歯の間”が黒ずんで、気がつくこともありますが、幅のある臼歯になるとお手上げです。かなりムシ歯が進行して、ようやく目に見えるエナメル質が破壊され、やっと気づくことになります。すぐに歯医者に行ったのに大きなムシ歯だったということになります。ですから、学校健診でムシ歯がなかったということは、歯科医師が目で見た限りではムシ歯はなかったということなのです。 歯科医師は”スーパーマン”ではありません。その見えない個所のムシ歯を発見してくれるのがレントゲンということであります。

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現在、禁煙中

2009-12-28 | 歯医者人生、思いつくまま

                     宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

46歳になったときに考えた。人生の曲がり角、これからの健康のために何かを止めようと。候補にあがったのが酒とタバコ。どちらにするか、少し迷った。そして、タバコに決めた。ちょうど、20年前のことである。 それまでに一度も禁煙を試みたことはなかった。20歳からの付き合いだから、結構長い期間だった。

禁煙してみて初めて、タバコを吸っている歯医者が、どれほど患者にとって迷惑なことかわかった。タバコ臭い歯医者は、歯医者ではないと今だから言える。「ジジ臭く、酒臭く、そしてタバコ臭い歯医者」のところへは、誰も来院してくれそうもない。せめて、タバコ臭くないのが救いだろうか。

 独断と偏見の塊のような私には、昨今のタバコ叩き(?)は度を越しているように感じる。本人は許より、その周囲の人々の健康被害を防ぐためということでか、喫煙場所は公共的なスペースではどんどん締め出されている。私もできるならタバコは吸わないことを勧める。

しかし、「至福のひととき」とはタバコを楽しんでいるときにふさわしい表現だと思う。といいながらも、帰宅途中で前を行く人がタバコを吸いだしたときには、そのにおいをさけるために、意識して距離をとっている。タバコを止めた最初のころは、入った居酒屋の卓にある灰皿にすぐ気がついて、脇へと遠ざけていた。今では灰皿があっても、それが灰皿と意識すらしていない。食事のジャマになって初めてその小皿が、灰皿であったことを認識して遠ざけている。これからも、多分ずうっと禁煙中が続くことになるだろう。

本当に、人間って勝手なものだ。今も、酒は何よりの友である。今日も、乾杯!!

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「新しい歯科」の軌跡:第4話

2009-12-26 | わかる歯の話

                     宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

7:歯科治療の痛みからの解放

「痛いから歯医者に行ったのに、治療で余計に痛かった。だから、歯医者は嫌いだ。」という評価は、約40年前までは間違いのないことでした。歯医者は、「生活をしている、生きている、つまり痛みを感じる歯」を、ムシ歯であるからといって、そのムシ歯の部分を削り取るとき、その削るときの痛みを取り除く方法をもっていなかったのです。その痛みからの解放こそ、”部分麻酔”が歯科で使用可能になって実現できたのです。

 8:生きた歯を、生きたままで治療して残す

 非常に良く効く部分麻酔が、カートリッジで1回分、そして使い捨ての注射針の開発が、いつでも、すぐ、簡単に歯の痛みを止め、確実に短時間でムシ歯の個所を取り除くことができるようになりました、 これは画期的な出来事でした。歯科医師は、歯を保存して、めったなことでは歯を抜かない治療へと大きく変わったのです。 9:「先生、麻酔は針ではないのですか。」 部分麻酔の注射をするときに、あまり痛みがないとき、このように聞かれることがあります。しかし、やはり針なのです。使い捨ての針なのと、チョットしたテクニック(企業秘密です)で、痛みを少なくして麻酔することができるのです。今や、部分麻酔は歯医者の必需品なのであります。

9:「先生、麻酔は針ではないのですか」

部分麻酔の注射をするときに、あまり痛みがないとき、このように聞かれることがあります。しかし、やはり針なのです。使い捨てなのと、チョットしたテクニック(企業秘密です)で、痛みを少なくして麻酔をすることができます。今や、部分麻酔は歯医者の必需品なのであります。

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宝塚文化創造館の活用:2

2009-12-25 | 宝塚文化創造館の利活用など

                 ゆめ機構(夢のまちづくり「宝塚」市民機構)代表ー歯科医師・山田忠生

私は歯科医師の立場からではなく、市民の立場から、この度開館しました「宝塚文化創造館」の活用について、いろいろと課題を抱えていることを知り、2009年5月に市民文化団体である「ゆめ機構」として積極的にその活用に関わることを目指して、下記のような考えを関係者に披露しましたので、その全文を紹介します。

 

歴史のある宝塚音楽学校旧校舎(1935年建設)が、装いも一新され、その名称も新しく『宝塚市立宝塚文化創造館』として開館しました。(2009年4月25日)また一つ、宝塚に文化芸術施設が誕生したことは、昨今の明るい話題の少ない宝塚には、とても誇らしく、喜ばしいことであります。

この施設が、宝塚の文化芸術を集積し、発信する拠点として大いに活用され、文化芸術の薫る街「宝塚」の都市ブランドイメージを高めることに寄与することを期待したいものです。

 宝塚市の文化施設としては、ご承知の通り「ベガホール」「ソリオホール」がすでに存在し、利用されています。それらの施設と、この『宝塚文化創造館』とは大きな違いがあります。「ベガホール」「ソリオホール」が(財)宝塚市文化振興財団が指定管理者として事業管理運営を行っております。しかし、この度に関館した『宝塚文化創造館』は、さまざまな経過から当面は宝塚市直営で事業管理運営がされることが決まっております。

当然かもしれませんが、「ベガホール」「ソリオホール」の事業企画から運営まで、少し市民から手の届かないところで実施されており、市民からのさまざまな声が届きにくいような印象をもっております。

『宝塚文化創造館』が暫定的な形態とはいえ、宝塚市直営となることは、災い転じてではないですが、市民の声がもっと届きやすい、また市民の声を反映しなければ事業管理運営ができないということでは、新しい文化芸術市民活動のスタイルが生まれる可能性がでてきたと考えます。

 このような事態を考察し、「宝塚」が文化芸術の薫る街として一層のイメージアップを実現できるよう、『宝塚文化創造館』の活用について、市民の立場から”ゆめ機構”の活動事業の一つとして、会員のみならず、広く市民の方々からの考えも伺い、適宜適切に宝塚市に対して建設的な提言をしたいと思います。皆様のご協力をお願いいたします。

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飛ぶ『インレー』

2009-12-24 | 歯医者人生、思いつくまま

                     宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

40年以上前だからといって時効にはならないかもしれないが、お読みになった上でお許し願いたい。正確には歯科大学を卒業して、歯科医師になったのが1968年であるので、その前年の忘れられない事件(?)だ。

歯全体にかぶせる修復物は『冠』、そして部分的な詰めものを「インレー』といい、いずれも「ムシ歯」に対して行う処置で、それらを歯科用セメントで歯につける修復治療である。

卒業の前年、つまり大学6年生のときにアルバイトをした。決して稀なことではなかった、といって正当化するつもりはないが、そのアルバイトとは一般の歯科診療所で歯科治療をすることだった。大学の授業を終えた後の数時間、歯医者をしたことになる。もちろん、歯科医師以外は、たとえ歯科大学生であろうと歯科治療をすることは許されないことで、現在ではまったく行われていないことだ。

 今でも忘れられない一瞬だった。アルバイト先の歯科診療所はビルの3階か4階だと記憶している。夏のことだったが、エアコンはまだ一般的ではなく、窓を開けて診療していた。当時の診療スタイルは、患者は座り、歯医者は立って診療していた。

 その日、ある患者に『インレー』を装着するために、患者の横で立ち、小さな『インレー』を指にはさんで最終研磨をしていた。次の瞬間、はさんでいた指から離れた『インレー』は、放物線を描いて開いていた窓から消えていった。

「申し訳ありません。詰めものが飛んで無くなりましたので、もう一度、やり直しをさせてください。」といったかどうかは、残念ながら記憶にない。 歯科医師法違反行為よりも、飛んだ『インレー』の記憶が鮮明だ。

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