宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
「一人歩き」とな新明解国語辞典によれば”当時shあのまったく関知していない誤った情報が、勝手に伝搬していくこと”とある。たとえて言えば「歯周病」など、歯科の分野ではその典型ではないだろうか。
かつて、「歯周病」は、あるいh合間でも「歯槽膿漏(症)」と言われており、当事者である歯科医師は同じ病気の名称と認識している。
それでは、あなたはその「歯周病」とはどのような病気ですかと問われたとき、どのように表現されるだろうか。それぞれが異なった認識をもっておられると思われる。
それには歯科医師から受けた説明もあれば、テレビからの情報、あるいは他のメディアまらの知識、そして何より友人、知人からの情報など…。
ここで問題となるのは、歯科医師が何の説明もなく、目の前の患者さんに「歯周病ですよ。」などと、ごくごく軽い気持ちで説明もせずに話すことである。
その患者さんが「歯周病」についてどれほどの知識があるのかを確かめもせず、ただ「歯周病ですよ。」と言うほど罪作りなことはない。語る以上は歯周病についての自分の専門家としての見解を述べてからするべきだと考える。