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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

タタミの上を、ゲタを履いて歩く:15

2020-01-31 | はなしにならない「歯医者」のはなし
歯科医師・山田忠生

さて、治療椅子に横になられた男性を拝見することになった。一般論だが、男性の方が圧倒的に、女性に比較して”怖がり”である。特に、自分の身体に何かをされるということには恐怖心が強い。「先生、それは痛くないですか。」とか、「先生、とにかく痛くしないでください。」とかを話されるのは男性韓jあに多い。同じ男性として私もよく理解できる。とにかく怖いのである。年齢も、社会的地位も、それまでの歯科経験も関係なく怖いのである。

その方は、ベッドスタイルのチェアに横になっており、私はドクター用のチェアに座って、患者の頭部の後方に位置し、拝見するのが今の診療スタイルだ。
「それでは拝見しますから、お口を開けてください。」と話してから、その方の口の中を拝見することになる。その私の姿勢からは最初は下の前歯が最も自然に目に入る。その前歯がグラグラしているというのが、患者の訴えだった。
あけてもらった口の、舌の前歯の一本が、スーッと口の中に落ちていった。ポトンという感じだ。後にも先にも、歯の自然脱落の瞬間に遭遇した唯一のケースだった。


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エクセレンスの追求ー27

2020-01-30 | APAプロフェショナル・シンポジウム:ロッカード講演録
歯科医師・山田忠生


患者がオフィスにやってきました。第3大臼歯に問題を抱えております。痛みがあるので、その痛みを除去するという必要性を患者は抱えております。そこで抜歯をして痛みがなくなるということになりますと、患者は痛みがなくなったので必要とあれば他の歯も抜歯をするということになります。つまり痛みがなくなったということで、さらに動機づけされたわけです。
以上のことをまとめますと、重要なことは何が起こるのかということではなく、起こったことに対してどのようにとらえ、どのように対処するかということであります。そして自分の能力を高めるものは、ものごとに対する態度、そして自分のもっている自信であるということです。

次にセルフイメージ、自己イメージについてお話をしましょう。自己イメージというものは、その人のパーソナリティ、つまり人格、性格の中心部、中枢をなすものであります。メイヨー・クリニックのペリン医師が述べている言葉でありますが、その自己イメージというのは生まれてからその人に起こったこと、他人がその人に対して語ったことことのすべてが集まったものであるということです。


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シュースター「卓越歯科医業学」-183

2020-01-29 | シュースター「歯科開業学」
歯科医師・山田忠生


潜在意識の心から、意識の心へ

やがて勝者は、消極的パターンや自分の心の消極的反応、消極的な考えを追い払ってしまう。というのは、彼は考える力を知っているからである。消極性に身を委ねている人は、失敗を恐れているのと同じように成功を恐れているので、自分を一つのことに縛り付けようとしない。失うことには何の努力もいらないので、やさしいことなのである。そうであるから、敗者クラブには多くのメンバーが、勝者クラブにはメンバーが少ない。敗者が必要とするものは自分を慢性の不満屋にすることで、彼のすべてのエネルギーは消極的考えや、何も得ることがない行動に費やされてしまうのである。



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咬合病ー14

2020-01-28 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
歯科医師・山田忠生


適切な教育と動機づけは、ステージ1の診断の重要な部分であり、修復治療と審美治療の両方における治療の受諾と、臨床的成功のための重要な要因である。初期発見事項の提示後に患者には、さらに包括的な診査と診断を完了した後でのみ適切な治療が可能であることを知らされる。このような包括的なステップには咬合器に装着された模型と、高度な臨床的咬合とTMJの診断とが含まれる。(咬合管理システムにおけるフェイズ2の診断)。患者がフェイズ2の診断を拒否すれば、選択的ではない治療を続け、広範囲な修復治療は避けることになり、咬合病で損なわれることになる。患者は咬合病に起因するダメージを減少するための基礎的な予防処置として、ナイトガードで保護することを提案されるかもしれない。



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ザ・デンタルフィロソフィ:128

2020-01-27 | ロッカード「ザ・デンタルフィロソフィ」
歯科医師・山田忠生


ある人は、荒野でのサバイバルの体験を必要としている。また、ジョギングの時間を限界まで伸ばして、距離をさらに伸ばしたいと思っている人や、スカッシュやテニス、ゴルフの腕を上達させたいと思っている人もいる。そのような人は肉体的、精神的適用性を身につけようと度量串、平常の活動とは異なる分野での達成を実感しているのである。このようなことを達成することは、その人に成績の伸びと同時に、誇りと高揚の気分をもたらす。
それと同じことが新しい知識や技術、能力の学習と展開についてもいえる。新しい知識の頂点に達したときには、たとえそれが高原にすぐなくても、新しい高原や峰に到達したということで高揚した気分にもなれば、その難易度が前より高くても低くても、あるいは同程度であっても新しい山に登るということで高揚するのである。才能のある人にとっては次の登山に、より困難を求めることは自然な欲求なのである。



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