ゆめ機構(夢のまちづくり「宝塚」市民機構)代表ー山田忠生
10:アーティストが注目され、自己実現のできる機会と場所を
およそどのジャンルであれ、“そのジャンルで飯を食っていけているアーティストは、ほんの一握りだ”ということを、しばしば耳にする。幸か不幸か、どこを探してもアーティストになれる才能のひとかけらもない私だが、アーティストを間違っても目指していなくてよかったという生活環境だ。
習作に習作を重ね、練習に次ぐ練習と、才能に磨きをかける日々を送っているアーティストにとって、「発表の場」のあることは、それを目標としてより高い位置に、自らをステップアップさせることになるのではと考えた。
ささやかなものであれ、そのような「場」を提供することが、私にできないだろうかと考えたのである。