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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

マークス「完全歯科医業学」概要:11

2010-02-27 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

1-3 専門的知識の欠如(5)

とはいえ、恐怖心、懐疑的、無教養、そして関心などについて、それぞれのバランスをどのようにとるかは歯科医師にかかっている。ただ一つ、それを補正してくれる要因として、患者の信頼があるが、それも基本的には「先生、痛みを止めてください。」という幼稚なものである。

そのため、歯科医師はこの信頼をもっと高度で理性的なものにつくりあげていこうとしなければならない。そうすることで、消極的で情緒的なものから、よりすぐれたものとなる。患者と費やす最初の30分間というものは、歯科医師がその新患者と完全な関係を築く最も大切なときであり、将来の成否はこのときに歯科医師が何を実施するかにかかっている。

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「手塚治虫」「レナード・バーンスタイン」「佐渡裕」と”ゆめ機構”-(2)

2010-02-27 | 宝塚アートサポート

ゆめ機構(夢のまちづくり「宝塚」市民機構)代表ー歯科医師・山田忠生

大切なことは、こうして投じた一石が、どうすることで更なる一石を投じられるステップとして活用できるかということだろう。どのような小さな事業であっても、集客事業を市民文化活動として実施することは、それなりのリスクと時間的・経済的な負担を主催者である組織と構成員は背負うことになる。

その経験から次なる一席を、私がこの度の仲間とともに投じることができるかといえば、さまざまな事情からかなりハードルは高いというのが正直な感想である。

私が提唱し、数年前に結成した市民文化団体「ゆめ機構」(正式名称:夢のまちづくり「宝塚」市民機構)単独では、継続して展開させていくには、まだまだパワーが不足している。

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宝塚文化創造館の活用:6

2010-02-26 | 宝塚文化創造館の利活用など

ゆめ機構(夢にまちづくり「宝塚」市民機構)代表ー歯科医師・山田忠生

今おかれた宝塚文化創造館の状況を見てみますと、開館しているのでしょうか…。2009年4月の開館以降、実際に催しが開催されて開館したのは、今日までに多くても30日程度ではなかったかと推察しています。つまり昨年末までの8か月、約240日の内の30日、8日に1日の開館であり、これは開館しているというには余りに苦しい状態が続いています。多分、2010年もこの状態が続くのでしょう。

開館しているような、閉館しているような、あるいは休館しているような、まことに中途半端な状況であります。

私は運命論者でもありませんが、この宝塚文化創造館が、何か数奇な運命をもって誕生したようにさえ感じています。

それを次回から検証してみます。

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プラック・コントロール:(2)

2010-02-26 | 山田忠生:一般向き海外論文翻訳など

宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

そして、1970年に日本に紹介されたときより、私たちはプラーク・コントロールではなく、プラック・コントロールとして、その正確な意味とともに使用してきたことに、今となってはホッとしている。

私たちは常々、このように言っている。プラック・コントロールとプラーク・コントロールは異質なものであると。

それでは、プラック・コントロールとな何であろうか。

この考えを、私たち日本の歯科医師に紹介されたのは、1970年に開催された日米臨床歯科医学セミナーで講演されたアメリカのブラックバーン歯科医師である。

ブラックバーン先生は「予防的家庭管理」という演題で、プラック・コントロールの考えをプレゼンテーションされた。この発表論文は参加者の先生の手元にしかなく、もっと多くの日本の歯科医師にも知っていただく必要があると考え、またその事実を残しておく価値があると判断し、私の責任で当時の日本語論文に適切と思われる修正を加えて、次回から紹介する。

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マークス「完全歯科医業学」概要:10

2010-02-24 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

1-3 専門的知識の欠如(4)

なぜこの点で失敗をしてしまったかを考える前に、初回の典型的な患者の歯科医師との出会いについて分析してみよう。重要なのは患者がこの時点では合理的でも論理的でもない、ということを知っておくことである。患者の反応は感情に左右される。ほとんどの患者は以下のようである。

恐れているー不安を抱いている。それというのも見知らぬ場所で、見知らぬ人を前にして、しかも自分の意に反してやって来たのであり、痛みや不快感に悩まされるだろうと予想しているのである。

懐疑的であるー患者は風評や自分の経験から、歯科医師というのは患者が望みもしなければ必要ともしない高額な治療をするように、常に仕向けようとしているということを”認識している。”

無教養であるーテレビや大衆雑誌などを通して、歯科医学に関して専門家ではない人からの聞きかじりの知識や、間違った情報に由来している。

関心を示すー患者は歯科治療の費用について心配している。

しかしながら、患者は信頼しようとしている。患者は数多くの歯科医師の中からこの歯科医師を選択することで信頼を表しているのである。その患者が他の患者、友人、あるいは歯科医師などから紹介されてきたのかどうかなどは問題ではない。眼の前の歯科医師とその診療所を選び、抱えている問題の解決を切実に望んでいるのである。

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