宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
このような危険因子を明白にして、歯科医師が認識した時点で速やかに処理されなければならない。歯科医師が最初にするべきことは、できるだけ完全に患者をリラックスさせることであり、そのためにするべきことは、患者のもっている問題について単に同情するだけでなく、以前に同様の問題をうまく処理したことがあるということを患者にわからせることである。
最も頻繁に遭遇する経営上の危険要因には、以下のようなものがある。
1・高額な費用への危惧
2・先入観と偏見
3・痛みへの恐れ
4・歯科に対する知識の欠如
ほとんどの歯科医師は、高額な費用への危惧が最も多く存在し、そして最も解決が困難な危険要因であると考えている。これはそれほどに重視するものではない。そのように考える歯科医師は、財政上の問題を話し合うことは不愉快なことで、できれば避けて通りたいというのが一般的な傾向であるように思われる。