宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
上述しましたように、バス先生やアーニム先生の研究成果を受け止め、”コントロール・プログラム”という予防診療システムを開発し、臨床歯科医師が日常の診療ベースにそれを実践していくという画期的なスタイルを確立したのが、Dr.R.F.バークリーであります。
まさしく、予防歯科医業のパイオニアであり、私は彼こそ「20世紀の歯科界の知性」と称え、尊敬しております。しかし、そのバークリー先生は著書「Successful Preventive Dental Practices」を出版された5年後に47歳の若さで、私の記憶に誤りが無ければ事故のために、お亡くなりになりました。
話は前後しますが、このバークリー先生の業績に触れることになる前に、すでに予防歯科について日本に紹介した歯科医師が存在したのであります。