博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『花千骨』その9

2015年11月13日 | 武侠ドラマ
『花千骨』第47~52話まで見ました。

東方卿は千骨を連れ戻すため、殺阡陌の力を借りて「窮極の門」を開き、蛮荒へと潜入。しかし漫天より東方の正体が異朽君だと知らされた千骨は、今まで正体を隠していた東方に心を開こうとはしません。しかし弟分の南弦月が長留山に捕らわれて処刑されるという話を聞き、居ても立ってもおられず、元の世界へと戻ることを決意。「洪荒の力」を秘めているとされる南弦月こと小月ですが、実は「墟洞」の中で「洪荒の力」をすべて千骨に譲り渡してしまい、今は凡夫となっているのでした。

長留山では殺阡陌が東方と連携して千骨を連れ戻そうとしているのを察知し、それを阻もうと正派諸派の面々を結集し、殺阡陌を守る七殺派に戦いを挑みます。それによって「窮極の門」の開放が阻まれた……と思いきや、千骨・東方と、ついでに竹染は密かに蛮荒からの脱出を果たしていたのでした。しかしその代償として殺阡陌はすべての功力を使い果たし、老化した姿で千骨の腕の中で息絶えるのでありました…… 代償と言えば、東方も異朽閣の代々の祖先の霊より千骨を蛮荒から連れ戻す方法を聞き出した代償として、五感を徐々に失ううえに凄惨な死を遂げる運命を与えられたのですが……

で、その東方から白子画が新たに天山派尹掌門の娘幽若を弟子に迎えると知り、ショックを受ける千骨。しかし実は幽若は尊上の新弟子ではなく、千骨の弟子として迎え入れられ、尊上がかわりに指導するということになっていたのでした。こういう形で「弟子は生涯一人しかとらない」という誓いを守ったわけですが、千骨は単身長留山絶情殿に潜入し、その尊上と再会。小月から千骨に「洪荒の力」が注ぎ込まれた際に、尊上がその力に封印をかけた都合で、千骨が「洪荒の力」を使用すると尊上が内傷を負うという運命共同体みたいな状態になっていることが判明。

一方で尊上は小月が凡夫となっていることを察知し、彼を匿って処刑から免れさせようとしますが、実は殺姐姐より以前の七殺派の聖君であったことから(本人からはその記憶は失われていた)「世尊」摩厳に目を付けられてしまいます。世尊は尊上を体よく絶情殿から外出させ、その隙に彼を引きずり出して処刑してしまおうとしますが……

ということで次回分第58話で完結なのですが、どう見てもハッピーエンドでは終わらない展開ですよね。これ……

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