博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『天盛長歌』その3

2018年10月15日 | 中華時代劇
『天盛長歌』第13~18話まで見ました。

うっかり巫蠱事件に関わりを持ってしまい、五皇子趙王の刺客集団に襲撃される魏知こと鳳知微ですが、そこへ突如現れた謎のイケメン剣士・顧南衣に助けられます。


無茶苦茶強いけど喋る言葉は片言で性格的に融通が利かないというあたりは、『琅琊榜』の飛流を彷彿とさせます。というか飛流が成長したらこんな感じになるだろうというキャラクターですね。以後知微と行動をともにし、二人して青溟書院に潜り込み、学生たちと暮らすことになります。

当の趙王は巫蠱で太子を呪ったということで東宮に連行。更に巫蠱で使用した人形に父皇への呪詛の文句が発見され、「それはオレじゃない!」と必死に弁解する趙王ですが、太子が「ならワシへの呪詛は身に覚えがあるということだな!!」とぶち切れてるのにクソワロタw まあこの巫蠱自体が趙王を陥れるために太子の仕掛けたワナなんですけどね。しかし天盛帝への呪詛は太子ではなく、辛子硯の仕込みなのでした。

巫蠱のことは天盛帝の耳にも入り、太子は父皇の意を承けて巫蠱の人形を用意した巫師に扮して趙王に接見し、彼から太子に成り代わろうとしたという本音を聞き出します。そして趙王は巫師の「中の人」の正体を知って絶望し、毒杯を仰いで死亡…… しかし天盛帝はこれによって、8年前にやはり巫蠱の罪によって三皇子が死んだのは太子の陰謀であったことを悟るのでした。これと前後して天盛帝と寧弈が親子揃って夢遊病にかかります。


倪大紅演じる天盛帝。二人は以心伝心でお互いの身体の不調がシンクロしてしまう体質のようなのですが、太子は寧弈に贈ったはずの「無寐」の毒が仕込まれた指輪が父皇お付きの太監・趙淵の手にあることが夢遊病の原因と察知して露骨に焦り出し、何とか指輪を自分の手に取り戻そうと画策します。「無寐」の毒は最初に夢遊病の症状が現れた後、やがて死に至るということですが…… 天盛帝は身体の不調を承け、太子を監国に、寧弈を学生が「天子の門生」と位置づけられる国家の学校・青溟書院の執掌に任命します。


その青溟書院で学生生活を送る鳳知微ですが、態度のデカいいまひとりの男装の麗人と遭遇。その正体は天盛帝の娘である韶寧公主なのでした。知微はその公主に絡まれた学院の下働きの馬夫を助けたことから仲良くなるのですが、その馬夫の父親ら下働きの一党が実はカンフーマスターというか、密かに太子に匿われている「血浮屠」の残党であることをうっかり知ってしまい、彼らに追われる身に……

知微は取り敢えず馴染みの蘭香院に逃げ込みますが、そこにも事情を知った太子が追っ手を派遣し、彼女を救うために馬夫や珠茵が犠牲となります…… 知微は「血浮屠」の残党たちのリーダーである馬夫の父親に捕らえられますが、知微が大成王朝の残党の関係者らしいことを察知して密かに解放。

一方、天盛帝は自ら青溟書院に出向き、学生に一人ずつ難題を問うて有為の人材を登用しようとします。太子はまたぞろこの機会に手下を刺客に仕立てて自分を襲わせ、罪を寧弈に押っつけようとしょーもない画策をしております。で、学生たちが難題を記した「擢英巻」に軒並みノックアウトされる中、辛子硯が解答者として鳳知微を呼び寄せ……というところで次回へ。

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