博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『少林僧兵』その2

2008年12月27日 | 武侠ドラマ
『少林僧兵』第8~14話まで見ました。

戚継光の陣営で月空・月文は兵士達に少林功夫を指導することに。当初は兵士が言うことを聞かず手を焼きますが、次第に月空が兵士達の信望を得て出家を希望する兵士が続出し、「少林僧兵」を結成。

そんな中、倭寇が戚継光軍の駐留する寧波を急襲しますが、戚継光や月文と親しい李若蘭が軍の機密を倭寇側に漏洩し、戚継光軍は倭寇に追い詰められ……

この若蘭というキャラ、幼い頃に倭寇に父親を攫われ、以来寧波の女老板孫海清の経営する酒場で働きながら父親を捜しているという設定。ところが汪直の義子の少船主毛海峰と取り引きし、父親の行方を教えてもらうのと引き替えにスパイ行為を働いた次第。その父親は寧波に攻め寄せた倭寇に現在も囚われの身となっています。元々朝廷の欽犯で娘とともに漁村に身を隠していたということですが、どうやらそれ以上に大きな秘密がある様子…… その若蘭自身もお尋ね者となってしまいます。

一方、月文も少林寺に預けられて以来消息不明となっていた両親の居所を探り当て、15年ぶりに再会しますが、なぜかすげない態度で接され、追い返されてしまいます。どうやら月文の出生にも大きな謎がある様子。

以下、今回のツッコミ所。

○秀子の護衛風語は柳生新陰流の使い手。

○秀子の実家と対立する山口家の家臣として羽柴秀吉(中文字幕では豊臣秀吉)と織田次郎なる武士が登場。二人ともなぜか公家の姿。

○汪直はこの羽柴秀吉・織田次郎に対して日本語で話をしますが、なぜかその日本語が文末に「~アルね」とか「~アルよ」がつく典型的なアルアル言葉。日本語担当スタッフは中国人のようですが、出来すぎです(^^;)

○ひたすらトラブルばかり起こし、しかも倭寇との戦争をほったらかしにして両親に会いに行く月文はどうよと思いきや、演じているのは『大旗英雄伝』でアホの雲錚を演じている俳優さんと言うことで何か納得。(顔写真は新浪網の紹介サイトを参照)

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