博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『青雲志』その7

2016年11月05日 | 武侠ドラマ
『青雲志』第31~35話まで見ました。

「鬼王宗」と「万毒門」との盟約が成立したということで、碧瑶が秦無炎に奪われた第二の天書は、彼を通じて鬼王の手に渡ります。天書を取り戻そうと、碧瑶とともに鬼王宗の総本山・狐岐山に登る張小凡。そこで鬼王から、五年前の草廟村での虐殺に関して、青雲門が何らかの事実を隠しているのではないかという示唆を与えられます。そして小凡の体内にある第一の天書をそのままにしておけば、師門・青雲門や、普智から授けられた天音閣の内功と不調和をおこして廃人となるしかないが、鬼王宗に入門して天書を取り出してもらうか、そのまま廃人となるのを待つかという選択を迫られます。当然のごとく小凡は入門を拒否し、そのまま狐岐山に軟禁して足止めを食らうことに。

その間、碧瑶は、二人を引き離そうとする父親の鬼王の計らいにより、小凡に関する記憶を根こそぎ奪われてしまいます。

一方、小凡との合流を待たずに青雲山へと帰還した林驚羽と蕭逸才ですが、驚羽は事前に蕭から「獣神の血」が混ざった血を密かに飲まされており、その効果によって掌門・道玄ら師門の人々の目の前で獣化して暴れ、また驚羽が碧瑶ら魔教と結託しているのではないかという蕭の誣告もあり、拘禁され、師父・蒼松の手により武功を廃されることに。


ここまで順調に新世代のホープとして成長し、期待されていた驚羽でしたが……

そしてそのまま下界に追放処分となるところで、小凡の師父・田不易や陸雪琪の決死の擁護により、青雲山に留まることを許され、「祖師祠堂」で謎の人物・万剣一の指導で修業に励むことになります。


黄海氷演じる万剣一。やはり青雲門の弟子の身分を剥奪された過去を持つ模様。田不易とも長年の交友があるようですが……?

田不易は、序盤では弟子の不甲斐なさを叱りつけるばかりで碌な指導をしない、ちょっとしたことで機嫌を損ねる、それでいてなぜか奥さんが美人で気立てがいいと、指導者としてこれはちょっとどうかと思う部分が目に付きましたが、ここに来て一気に評価が爆上げされましたね。当の驚羽も以前小凡に「あんな師父なんかこちらから願い下げにして、掌門に頼んで新しい師父をあてがってもらいなよ?」と言っていたもんですが、当の本人に弁護してもらうことになるなんて予想もしなかったでしょう(^_^;)

そして雪琪は小凡を連れ戻す役目を仰せつかり、狐岐山の麓で解放された小凡と再会しますが、彼女が小凡の師娘・蘇茹から託された手紙に「事態は切迫している。この手紙を持ってきた相手が誰であろうと青雲山に戻ってはならない。師父から連絡があるまで逃げろ」とあったことにより、青雲山への帰還を拒否。険悪な雰囲気になりかけますが、そこへ曾書書が登場。従兄の李洵が妹弟子・燕虹を引き連れて、焚香谷の法宝「玄火鑑」で石化した衛老城主を治すということで、渝都城主の座を追われてしまったとのこと。

取り敢えず渝都城に赴く三人ですが、李洵と燕虹の横柄な態度に業を煮やした小環がこっそり玄火鑑を奪い取り、更に玄火鑑ごと小環が謎の白衣の妖女・三尾に捕らえられ、砂漠へと連れ去られ、小凡・書書・雪琪と李洵がその後を追うというところで次回へ。小環が三尾に「焚香谷はイヤな人たちばっかりだから玄火鑑なんて持ってっちゃっていいよ。そのかわり私は解放してね?」なんて言ってるのが微笑ましくていいです (^_^;)
コメント
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