博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『青雲志』その8

2016年11月10日 | 武侠ドラマ
『青雲志』第36~40話まで見ました。


今回いきなり画像から。小環(左)と三尾。

攫われた小環と「玄火鑑」の行方を追って大砂漠へと足を踏み入れた張小凡・曾書書・陸雪琪と李洵。しかし途中で馬賊に捉えられてしまいます。その馬賊の頭目の仮面の男は、旅人を捉えては砂漠の魔物「沙葵」の犠牲に捧げていたのですが、ここで雪琪が幼少の頃にやはり同じ馬賊に沙葵の犠牲に捧げられそうになったという、彼女の身の上とトラウマが明かされます。

そこへ通りすがりの「金剛派」の青年・石頭に救出され、馬賊のアジトから脱出する一行。小環の追跡を続けるうちに、今度は流砂に飲み込まれそうになってる砂漠の案内人・駱野を救出し、彼の案内により、砂漠のオアシス「小池鎮」に到着。


この時に馬賊のアジトで奪った謎の卵から、小猿の小灰に続く新たなゆるキャラが登場 (^_^;) 霊獣好きの書書は「小灰といい、なぜ小凡だけが霊獣に好かれるのか」と怒っておりますが……

石頭は、一同に自分が実は人間に化けた狐族の母親と人間の父親とのハーフであるという身の上を明かし、しかも母親がこの小池鎮の出身ではないかということで住民への聞き込みを始めますが、住民は素知らぬ顔。実はこの小池鎮、人間の手から逃れてきた狐族の集落なのでした。そして小環を攫った三尾も、この集落に住まう狐族の一人で、いつぞやの定海山荘のあたりで登場した六尾と恋人同士とのこと。その六尾が焚香谷へと忍び込み、焚香谷の法宝による寒毒を受けて逃げ帰ってきたので、寒毒を抑えるために、強い炎の力を持つ玄火鑑を必要としていたという次第。

で、鬼王の命により、玄火鑑を追って集落までやって来た秦無炎と碧瑶も話に絡んできます。ただし碧瑶は父親の法術により小凡との記憶を無くしてしまっており、また秦無炎が過去の行きがかりについてあることないことを吹き込んでいるので、小凡を一方的に敵視しています。ただ、秦無炎の話がどこかおかしいと察しているあたり、やはり地頭力はある子なんだなと (^_^;)

ここで案内人の駱野の正体が実は今回の冒頭で出てきた馬賊の頭目であることが判明。馬賊をやってる時は仮面をつけてたから同一人物とは気がつかなかったって、そんなのアリなのかとw 秦無炎の手下として暗躍し、集落の人々が毒を飲むよう仕向けたり、小凡らを罠にはめたりします。一方の小凡らも、六尾の弟分でやはり旧知の小七によって、何とか自分たちに不信感を持つ三尾と協同するようになり、人知れず砂漠の地下の黒心洞で玄火鑑で寒毒を押さえつけている六尾の治療に当たることに。

記憶を失って以来小凡を敵視していた碧瑶ですが、黒心洞で二人きりになり、次第に断片的に記憶を取り戻していきます。しかしそこへ玄火鑑を取り戻そうとする李洵ら焚香谷の一行が黒心洞に押しかけ……というところで次回へ。
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