博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『龍門鏢局』その3

2014年06月23日 | 武侠ドラマ
『龍門鏢局』第12~17話まで見ました。以下、各話ごとに見所紹介など。

【第12話】 陸三金の弟三木が鏢局を来訪。従業員一同の舐めきった態度に呆れ、一日当家として一同を指導することになるが、自己啓発セミナーのような怪しい雰囲気に…… 

【第13話】 陸三金の絵画のコレクション(ロンドンで仕入れたというダ・ビンチとかミケランジェロの絵……)が女盗賊滄月に盗まれるが、それは皇太后の差し金でありました…… ということで、当朝の皇太后が実は陸三金の元カノであったことが判明(^^;) 2人はロンドンで出会い、お互い結婚を意識するが、彼女の実家が結婚に反対して破局。その後彼女が後宮入りして皇子を産み、先帝崩御とともに皇太后に……ということらしい。ここで今まで黒幕として登場した太監の「督公」も彼女の配下であったことが明らかに。しかし絵画のコレクションを奪われて精神崩壊している陸三金を見てると、『こち亀』の中川みたいなキャラだなあと。


ロンドンのテムズ川川岸で彼女のスケッチを描く陸三金。背景とか衣装へのツッコミは禁止。

【第14話】 前回の事件を踏まえ、泥棒をおびき寄せて一網打尽にするために鏢局に伝説の剣があるという噂をでっち上げることに。そして伝説の「龍吟剣」に剣神の精が宿っているとか、伝説の名匠徐夫人(男)によって作られたとか、皇帝によって殺されたその徐夫人の仇を息子の胡阿尤(Who are youと発音)が取るとか、一同の妄想は膨らむばかり。で、その噂が瞬く間に街中に広まり、なぜか「龍吟剣」を拝むと御利益があるということで近隣住民が参拝に押し寄せ…… 一同の妄想の中で中華映画とか日本のアニメのパロディが炸裂。伝説の剣の名前を決めるのに、「軒轅剣はどう?」「そりゃ唐人(ドラマ制作会社の名前)だ」 「洞爺湖!」「そりゃ日本だ」という会話があるのですが、洞爺湖って『銀魂』のネタじゃないですかw 

【第15話】 前回の「龍吟剣」の噂を聞きつけた出版プロデューサーが、「龍吟剣」にまつわる妄想話を有名俳優を起用して演劇化したいと話を持ちかけ、蔡八斗と邱瓔珞が脚本を作ることになりますが…… 「龍吟剣」の演劇の効果音やBGMがなぜか昔の香港ショウ・ブラザーズ映画風味となっております。しかしイケメン俳優がまじめな顔で「我が名は胡阿尤(Who are you)!」とか叫んでポーズを決めると思わず噴き出すよな(^^;)

【第16話】 出獄したばかりの盛秋月の弟分山鶏が鏢局に来訪するが、黒社会の人間と関わり合いになりたくない陸三金は何とか彼を追い出そうと画策。山鶏を官憲に引き渡そうとしたことで怒った秋月は陸三金を偽の監獄に閉じ込めて懲らしめようとしますが……

【第17話】 前回のラストで偽の監獄に置き去りにされたことで拗ねてしまった盛秋月が広東の実家に戻ることにしますが、陸三金らも彼女を引き戻しついでになぜか帰郷に同行することに。しかし途中の宿場の女将が温良恭の昔の恋人で、彼と所帯を持とうとして色よい返事が得られるまで一同を引き留め…… 以前にもネタにされていましたが、温良恭は誠実そうに見せかけて実は中国各地に恋人を持つプレイボーイという設定。しかしこのドラマ、「秋月ちゃん、頑張って!」とか「助けて!」とか、セリフに無駄に日本語を入れてきますなw


宿場に置かれているエアポンプ付きの水槽。無論こういうのも外国語のセリフと同様ネタの一環です。
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