博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

張紀中版『西遊記』その8

2012年06月07日 | 中国古典小説ドラマ
張紀中版『西遊記』第43~48話まで見ました。

朱紫国の一件が無事(結局王妃の金聖宮娘娘が王宮を出て行ってしまったので無事というわけでもないのですが……)解決し、旅を続ける一行。珍しく唐僧が托鉢に出たところ、うっかり蜘蛛精が化けた美人7姉妹にとっつかまってしまいます。久々の女難ネタですが、美人と言いつつ末っ娘だけがスタイル的にも顔的にも残念……というのはツッコんではいけないことなのでしょうかw

姉妹が川で水浴びしている所を鳥に化けた悟空が服を奪い取って困らせますが、そこでここぞとばかりにセクハラ行為に励む八戒。八戒さんは今日も通常運行です(^^;) しかしその悟空も蜘蛛精姉妹が助っ人として頼った多目怪に太刀打ちできず、最終的に毘藍婆の協力を得て7人姉妹と多目怪を収服。毘藍婆は鶏の化身の昴日星官のおかんで、多目怪は蜈蚣の化身なので、蜈蚣が天敵の鶏にやられるという構図ですね。

その後一行は獅駝山にさしかかり、悟空が山の主の三魔王を痛めつけて山を通過することになりますが、降参したはずの三魔王が途中で掌を返して唐僧を拉致。唐僧が三魔王らに食べられてしまったと誤解した悟空が絶望して仏祖(お釈迦様)のもとに怒鳴り込みますが、そこで三魔王が例によってそれぞれ菩薩の騎乗であったことが判明。「またこのパターンかよ!てめえらはどんだけオレたちに試練を与えれば気が済むんだよっ!」と激怒。正直この場面は怒っていいと思います(´・ω・`)

仏祖・文殊菩薩・普賢菩薩が直々にお出ましになって三魔王を収服した後、一行は比丘国へ。ここでは国王が妖怪の化けた国師と寵姫に唆され、不老長生の薬を生成するために1111人の子供を捕らえて犠牲にしようとしておりました。妖怪たちは更に例によって「唐僧肉」をゲットしようと、唐僧を宮殿に召し出しますが……
コメント (6)
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