博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『楊貴妃秘史』その2

2011年01月16日 | 中国歴史ドラマ
『楊貴妃秘史』第7~12話まで見ました。

丞相李林甫も寿王と玉環との婚姻に乗り気と知るや、「楊玄璬を救うにはお前が寿王に嫁ぐしかないんだっ!」と説得にかかる楊。しかし李白を想い続ける玉環は首を縦にふらず。そこで玉環に李白のことを諦めさせようと、「お前は知らんだろうが、実は李白には2人の妻がいるんだ」と、衝撃の告白。李白、ニート詩人のくせに2人も妻がいたのかよ(^^;) この告白が原因で李白と楊とがつかみ合いの大喧嘩をしたりと色々ありましたが、結局玉環は寿王との結婚を承諾し、楊玄璬とついでに李静忠も無罪放免。傷心の李白は再び旅路へ。

で、無事婚礼が執り行われ、寿王と玉環が2人で玄宗とお目見えという段となりますが、息子の嫁がかつて自分の見初めた女性であると知って動揺を隠せず、思わずその場から退席してしまう玄宗。その後も悶々と面白くない日々を過ごしますが、玉環がまだ自分の正体に気付いていないと知るや、玉環を宮廷楽団の琵琶の教習役に任命し、自らは楽団総指揮者の李三郎ということにして、毎日楽団の教習にかこつけて彼女とイチャつこうと計画。……ダメだこの親父、誰か早く何とかしないと(^^;)

しかしこのことは寿王や、その母である武恵妃に漏れ伝わることに。特に寿王は玄宗に事の次第をはっきりさせるよう直接訴えかけますが、適当にはぐらかされ、おまけに「お前の李清という名前だけどさ、兄貴達の名前に合わせて玉偏のつく李瑁という名前に変えちゃいなよ」とか言われ、玄宗の思いつきで改名させられることに。(玄宗の息子たちは皇太子の李瑛をはじめ、名前に玉偏が付く者が多い。)一方、玉環は李三郎の正体が玄宗ではないかと一度は気付きかけますが、宦官高力士の機転により「やっぱり別人だ」と勘違いし続けることに……

その改名の祝宴が寿王府にて開かれることになりますが、その頃には寿王の玉環への愛がすっかり冷め切っちゃってます。おまけに宮廷楽団での玉環の一件が寿王の政敵である皇太子にも知られてしまい、太子李瑛は寿王に「李瑁」の名に引っかけて嫌がらせで緑帽子をプレゼント。これにブチ切れた寿王は太子に殴りかかり、そのまま遁走した挙げ句にヤケ酒をかっくらって妓楼で一夜を明かし、翌朝の朝見に出頭。彼は群臣や諸王の面前で玄宗に玉環への処遇を問い質そうとしますが……

ということで着々とメロドラマな展開になっていってます(^^;) 最後に出て来た「緑帽子」の意味についてはここでは敢えて触れませんが、興味のある方は中国語の辞書で調べてみてくださいw
コメント (2)
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