博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大漢風』第38話

2007年06月24日 | ドラマ『大漢風』
というわけで前回から引き続いて劉邦一党は項羽の軍に追われております。劉邦と夏侯嬰は取り敢えず修武に駐屯している韓信のもとに身を寄せることにしますが、劉邦は敢えて使者のふりをして明け方に韓信を訪問します。

ここで韓信が無造作に大将の印綬を放置して眠りこけているのを劉邦に見られてしまい、叱責されるというお馴染みのエピソードが展開されます。個人的にこのエピソードは寝込みを襲った劉邦の方も大概ムチャなんですが、寝込みを襲われる韓信の方もちと脇が甘いんじゃなかろうかと思ってましたけど、この配役でやられると劉邦が一方的に韓信をいじめているようにしか見えませんね(^^;)

一方月姫はといえば、相変わらず韓信の陣営でウロチョロしているところを韓信の郷土である淮陰の料理が作れるということで、韓信の料理番に任命されます。近いうちにいよいよ二人の再会ということになるんでしょうか。
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『300』

2007年06月24日 | 映画
ペルシア戦争の中の一幕であるテルモピレーの戦いを描いた作品ということで、『トロイ』みたいな作品かいなと想像しつつ見てみましたが、全然違いました。(^^;) 何だか妖怪じみた敵兵が出て来るし、象兵や犀兵も出て来るし、おまけにペルシア王のクセルクセスは「お前はラオウか大豪院邪鬼かっ!」とツッコみたくなるぐらいに不自然に身長が高いですし、『ロード・オブ・ザ・リング』の戦争シーンと『北斗の拳』を足して二で割ったような感じの作品でした。

主役であるスパルタ王レオニダスがやたらと「自由と民主政治を守るために戦うのだ!」というようなことを連呼したり(王の権限が限定されているとはいえ、スパルタは一応王制を採っているわけですが……)、敵側のペルシア人にこれ見よがしに黒人の俳優が起用されていたりと色々物議を醸しそうな要素はありましたが、途中でこういう映画でそういうことをツッコんでみても仕方がないという気持ちになってきました(^^;)

そういう細かいことさえ気にしなければ、非常に爽快な気分で見られる作品です。何よりレオニダスが『墨攻』の主人公のように悩んでも仕方がないことでうじうじ悩んだりしないのが良いですね。映画を見てしばらく300名のスパルタ兵の「オウ!オウ!オウ!」という雄叫びが耳から離れませんでした。
コメント (4)
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