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極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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日米両国のゴルフ外交

2017-11-05 13:41:47 | 日米

以下文はウィキペディア、世界各国歴代トップ達のゴルフ外交、韓国ハンギョレ新聞、NHKニュース(11月5日)等々を参考にしています。

 

首脳のゴルフ・外交と言うと首脳の遊びじゃないかと思いがちですが相手を知る、理解する、特に「盗聴等」の心配も無く、2人(通訳が就く場合あり、SPにも会話が聞こえないよう、かなり離しています。)で本音で話すには最適だと言われています。現に多くの首脳がゴルフ・プレーにより、互いに相手をより理解し本音の外交で成果を上げています。

このゴルフ会談は日米両国にとって、より信頼を築きたいと言う究極の策の一つだったと思います。以後、日米は歴史上過去に無いような信頼を築くことができ、多くの国難を両国で対処していると思います。今アジアの平和、未来等々はトランプ大統領、安部総理の11月5,6日のゴルフ会談に託されているとも言えると思います。


2017年2月11日の日米首脳のゴルフ・・・フロリダ、パームビーチのトランプナショナルGC・ジュピターで18ホール、その後トランプ・インターナショナルGC・ウェストパームビーチに移動してハーフ・ラウンドを共にプレーしました。日米ゴルフ会談にはゴルファーのアーニー・エルス氏も同伴しプレーしました。

同伴した、アーニー・エルス(48才)氏は南アフリカ・ヨハネスブルグ出身のプロゴルファーです。ゆったりとした優雅なスイング、大柄でおっとりした物腰からThe Big Easy(ビッグ・イージー)という愛称で呼ばれています。ツアーでも予選落ちが少なく、安定感の選手、高い身体能力からアスリート・ゴルファーとも言われています。

両国トップとプレーしたアーニー・エルス氏談

ラウンド中は政治の話はしなかったよ。

安倍首相は大変な紳士で、素晴らしい方でした。

話題はゴルフに集中しました。相手は安倍首相と大統領だからね…僕は彼らより良いスコアで回って良いものかと思ったんだけど…(笑)

1993年に日本のダンロップ・フェニックス(宮崎)に行って優勝したことや、ジャンボ尾崎や他の選手たちと戦ったことなんかも話に出たよ。

国家機密(笑)とした両リーダーのスコアには触れませんでしたが、安倍首相のプレーについてはドライバーショットが上手い、パッティングがとてもアグレッシブ(積極的等)だったという印象を持ったよ。

一つ気になったのは、安部総理のアイアンショットのときのスイング・・・ボールを上げるために、すくい打ちになっていたよ。ダウンスイングで上から打ち込んでいくようにとアドバイスしたよ。あのコースは池が多いですから、すくって打つと苦労します。

ボールはアイアンのロフトが勝手に上げてくれるもの、ハザードを目の前にしたときこそ、無理にボールを上げようとしないことが大切

もっとゴルフをする時間があれば上達されると思いますが、本当に大変な仕事をされていますからね。

アーニー・エルス氏が強い関心を示したのが、安倍首相のクラブです。

マルマン社製のセンターシャフトのパターがすごく良い感じでした。僕に送ってくれませんか?覚えておいてくださいよとお願いしましたよ・・・

 

2017年2月10日、日米首脳会談スケジュール概要

2月10日 首脳会談・昼食(ワーキング)、大統領専用機・エアフォース・ワンでフロリダのトランプ大統領別荘へ移動、夕食(フロリダ泊)

11日 朝食・「ゴルフ」、昼食・「ゴルフ」、夕食、日米共同記者会見(フロリダ泊)

12日 帰国

スケジュールを見るとトランプ一色の宿泊場所・食事、5回連続・トランプ大統領と食事、2泊連続・トランプ別荘泊・・・トランプ大統領と親密な関係を持っている先進国首脳はいないと思います。

首脳会談は短時間でしたが、トランプ大統領は日米関係の基本は熟知していたでしょう。会談では尖閣諸島は日米安保の範囲であることの確認、特に日本に対し「米軍を受け入れてくださり、日本に感謝しています。」と表明、駐留米軍に対し、戦後、このような感謝の言葉を言った歴代大統領はいませんでした。戦後初めて米国が公の場で日本に感謝した瞬間です。

5回連続で食事、ゴルフも「27ホール」、キャディーも同伴せず「2人」または「4人」だけで歩きながらラウンド、「その間に、周りを気にしない本音の会話」・・・

信頼を醸成(機運、かもしだすこと。)したと言える初めての安部総理、トランプ大統領の日米・ゴルフ会談は日本ばかりでなく、両国にはかり知れない国益を醸成したと思います。民進党の蓮舫代表が言っていたような、否定的に捕らえるゴルフ・外交では無く、大成功だったと思います。

 

ホワイトハウスは、2017年10月16日トランプ大統領の日本を含むアジア歴訪の日程を正式に発表しました。トランプ大統領は11月5日~12日にかけて日本、中国、韓国、ベトナム、フィリピンを訪れます。

先ず、トランプ大統領は11月3日にハワイを訪れ、旧日本軍の真珠湾攻撃で沈没した戦艦の上に建てられた追悼施設「アリゾナ記念館」を訪問

*11月5日~7日、日本を訪れて安倍首相との日米首脳会談

日本では駐留米軍、北朝鮮による拉致被害者の家族と面会を行います。

*7日、トランプ大統領は韓国に到着

青瓦台(チョンワデ、大統領府)で公式歓迎式、韓米首脳会談、報道機関向け共同発表予定、当日晩には国賓晩餐と公演を予定

8日には歴代米国大統領では6回目となる韓国国会演説予定

*8日には中国へ移動

トランプ大統領は習近平国家主席と会談、北朝鮮問題について中国当局の経済制裁強化を求める意向、米中双方は両国の貿易不均衡・知的財産権問題などを協議予定

*10日はベトナム中部ダナンを訪問、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議で演説予定

*11日には首都ハノイへ向かいます。

*12日にはフィリピン首都マニラを訪問、東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議に出席、13日にはドゥテルテ大統領と首脳会談予定

 

安倍晋三首相は10月23日午前、トランプ米大統領と電話協議、トランプ氏来日時のゴルフ・外交に、世界で活躍するプロゴルファー・松山英樹選手が同伴すると伝えたと言われています。対し、トランプ大統領はゴルフを楽しみにしていると答えたと言われています。

同伴者の松山英樹(26才)氏は愛媛県松山市出身、明徳義塾中学校・高等学校・東北福祉大学卒業、レクサス(トヨタ自動車)所属、日本人最年少マスターズ予選通過者(当時19歳)、アマチュア時代には、日本のアマチュアゴルファーとして初めてマスターズの出場権を獲得、日本ツアーで史上初ルーキーイヤー賞金王、ルーキー最多タイの年間4勝、史上最速(16試合)での年間獲得賞金2億円突破しています。

西村康稔官房副長官が電話協議後の記者会見

首脳同士のゴルフは、トランプ大統領が日本に到着する5日に予定、会場は2020年東京五輪のゴルフ会場予定の霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)です。

 

今回の訪問では、やはり日本、中国と米国の会談に世界は注目していると思います。世界の流れは日、中米に託されているかも知れません。歴代大統領と違い、両首脳が共有する価値観もあり、トランプ大統領の日本への思いは大きいと思います。

両国首脳に共通するゴルフと言う趣味・・・これを生かさない手は無いでしょう。11月5日の両国首脳のゴルフ・会談(横田基地着より専用ヘリで霞ヶ関カンツリー・クラブへ移動・・・松山英樹選手同伴)が盛り上がり、より良き世界、日本を作ってもらいたいものです。

 

ゴルフ外交(参考)

*第一次世界大戦終戦後の1922年、フランスで開かれた連合国によるカンヌ会議の期間に、リラックスデーとして、イギリスのロイド・ジョージ首相、フランスのアリスティード・ブリアン首相、イタリアのイヴァノエ・ボノーミ首相の3人でゴルフを楽しんでいます。

*岸首相は1957年4月に、アイゼンハワー米大統領と米ワシントン郊外のバーニング・ツリー・カントリークラブでともにラウンドしています。

岸首相はのちの大統領のジョージ・H・W・ブッシュの父で政治家のプレスコット・ブッシュとペアを組み、アイゼンハワー大統領は、通訳で随行した松本瀧藏とペアを組み、マッチプレー形式を楽しんでいます。戦後の日米友好関係を構築するエピソードとされています。

*アイゼンハワー大統領は大のゴルフ好き、1956年12月、カナダのルイ・サンローラン首相を自身がメンバーのオーガスタ・ナショナルGCに招いています。GCの10番ティ近くに設けられた一軒家のアイゼンハワーキャビンには執務室があったと言われ、ゴルフ場が政治活動の場にもなっていたと言われています。

*1973年9月30日、田中角栄首相は訪問先のイギリスのエドワード・ヒース首相、北アイルランドのウィリアム・ホワイトロー国務長官と、全英オープンの開催コースでもあるロイヤル・セント・ジョージスGCで親交を深めています。

 

*オバマ大統領もゴルフ外交を積極的に行っています。2014年1月、ハワイで、ニュージーランドのジョン・キー首相、11月マレーシアのナジブ・ラザク首相とともにプレーして2人の親交を深めています。

 

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