極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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グローバル化を目指した日米の一側面(独り言)

2017-01-26 11:09:43 | トランプ大統領

以下文は偏見、誤理解等々多々あると思いますが、あくまで一側面です。素人の独り言「雑文、日記」です。

相変わらず、欧米、日本のメディア、評論家、知識人と称する人達はトランプ大統領の重箱の隅を突くような論調ばかりが目立ちますが、何故反対するか、・・・この方達の多くは既成の特権階層(エスタブリッシュメント)であり、反対しないと権力、高所得、利権を失うことを意味するからでしょう。

米国トランプ大統領の当選は、選挙の仕組みが可笑しいかも知れませんが、歴代米国大統領もこのシステムで当選しています。言えるのは米国民に選挙で選ばれたという事は間違いありません。トランプ氏は米国のグローバル化(一説では最終目標は、管理社会主義の世界統一政府の樹立)の結果、既存の社会システムの限界を露呈した結果登場したとも言えるように思います。今後も欧米、日本のメディアは徹底した反トランプ、反英国EU離脱支持者報道を行うでしょうが、これらのメディアの報道ばかりでなく、自分なりに情報の比較が必要かも知れません。

 

以下文は、トランプ大統領就任演説の一部です。

この演説の「ワシントン」の箇所を「東京、日本」に入れ替えたたら・・・

長期間、ワシントン(東京)にいる一部の人達だけが、政府から利益や恩恵を受けてきました。その代償を払ってきたのは私達国民です。ワシントン(東京)は繁栄しましたが、国民はその富を共有できませんでした。政治家は潤いましたが職は失われ、工場は閉鎖されました。エスタブリッシュ(権力、既得権者層)は自分たちのみを守りました。彼らの勝利は、皆さんの勝利ではありませんでした。彼らは首都ワシントン(東京)で祝福しましたが、アメリカ(日本)全土で苦しんでいる多くの家族への祝福は、ほとんどありませんでした・・・

日本の勤労者の多くは、非正規社員、契約、派遣等々で同じ仕事でも賃金に極めて大きな隔たりがあります。安部総理が言っているように、本来は同一労働同一賃金のはずです。

問題はこの方々の多くは自ら望んでこのような勤務形態になったのではないと言うことです。この日本の状態は米国の勤務形態でもあり、米国の5年、10年前の姿に似ています。

私も30年位前から米国に行く機会が多々ありましたが、商店街がシャッターが閉じてしまう、郊外等に巨大ショッピングモールが現れる、その作りまで全く同じです。更に勤務形態、給与体系等々、自身が目にしたものは全てが数年後、数十年後に日本に反映されてびっくりの連続でした。現在の米国の姿は未来の日本を暗示しているかも知れません。

今まで、日本は良くも悪くも米国追随、要望を受け入れざるを得ない日本、もう戦後長きの年数が経ちましたが、可笑しな憲法のため、国家の骨幹である防衛を米国に頼っている現実、トランプ米国大統領誕生で、今後世界は大きく変るかもかも知れません。例え混沌とした世界になろうとも日本は新しい憲法のもと、凛とした国家と成るべきです。トランプ米国大統領は過去の発言内容からして、日本が自国の防衛は自国で行いますと言えば、理解を示すと思います。後は日本自身の決意次第でしょう。

 

日本は先進工業国と言っても多くは中小企業です、この中小企業さえグローバル化の波に耐えることが出来ず、利益を上げるのが困難なようです。グローバリズム・利益至上主義では企業は社員のものでは無く株主を優先します。当然、株主は益を取るため配当増等を要求します、この配当を大きくするには、過去例の多くを見たら、真っ先に賃金を抑制する方法が一番簡単で確実です。こんな確実な方法はありません。悲しいかな非正規社員、契約社員、派遣社員等々は最高の低賃金の手法でしょう。

アメリカはオバマ政権下でいくらか失業率が低下していますが、低賃金のため勤労者の一部は挙句の果てワーキング・プアーと成らざるを得ないようです。ワーキング・プアーは人道上の問題を秘めてると思います。

 

グローバル化のもとでは、利益至上主義にならざるを得ない現実は尋常な社会ではないと思います。この非尋常さをトランプ大統領は就任演説で世界に向かって米国の実情を堂々と発言しました。

メディア、評論家、知識人と称する人達は、この非尋常さを訴えたトランプ大統領が可笑しな大統領と言えるか・・・多くの州の低、中間層・州民はいくら働いてもワーキング・プアーが発生する米国の現実、もう待ったなしの厳しい米国の現実があるようです。

当然先ずは、米国第一主義とし、苦しんでいる多くの低、中間層自国民の底上げをするために一時的に保護主義的になることは全てが悪であるとは言えないようにも思います。トランプ大統領の多くの発言を見た場合、米国は半永久米国第一主義とは言っていないように思います。

 

対し日本はどうか!

何も変る気配がありません、グローバル化を半永久的に突き進む?利益至上主義を半永久的に突き進む?グローバリズムとは最終的には、世界を一つにして完全な管理、社会主義(NWO)を目指していると言えると思います。米国を支配していると言われていたグローバリストでもある、ロックフェラー氏は筋金入りの社会主義者です。世界の頂点に立つ人たちの多くは社会主義者です。これらの事実は自分なりに精査すれば誰でも確認できます。

フーテンの寅さんに出てくる、印刷屋のタコ社長、地方から上京した社員を路頭に迷わせることは出来ないため、必死に資金繰りに疾走します、例え自分の利益が無くても社員の給与だけは払いたいと言う気持ちがひしひしと伝わってくる映画で、山田監督は日本人の勤労観、心を察しており、名作と言われる所以だと思います。この心は日本人以外には理解が難しいかもしれません。

過去、搭乗した機内映画でもフーテンの寅さんが放映されていましたが、日本人以外の反応に大変興味がありましたので、周りをみたらやはり日本人以外には理解は難しいような顔をしていたように感じました。

日本のグローバル化、利益至上主義には無理があるように思える時があります。日本が対外貿易で生きていくためかも知れませんが日本の文化、勤労観等々とは相容れないように思える時があります。国を司る人達は未来に夢が持てる日本社会を作ってもらいたいものです。

トランプ大統領の就任演説は間違いなく国民の側の目線です!

日本にとっては他人事ではないように思います。新しいトランプ米国大統領就任、日本とって独立国として新たな道を模索することが出来るビッグチャンス!と捕らえるべきでしょう。もう古典的な手法が通用しない時代になったかも知れません。日本の低、中間層の底上げを安部総理のリーダーシップで成し遂げてほしいです。


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