折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

名残の薔薇よ、早く咲いて。

2008年11月29日 21時28分14秒 | 小雪
       □ ピエール・ドゥ・ロンサール(Pierre de Ronsard/LCl/1988)
         少しずつ、着実にここまで届いた感のある、遅咲きの秋のバラ。

◇ 四季咲きバラは、温もりの増した空気の中を弾け飛ぶような躍動感の春咲き。
  ひと夏を越して、密やかな静寂の中、優美さをしっとりと前面にした秋咲き。
  春秋甲乙つけがたく、四季の風の違いをしっかり受け止めた魅力に溢れてる。
  これから寒さに向かう中を、立ち向かうかのような意志にも心強さを感じる。

     
     □ フラウ・カール・ドルシュキ(Frau Karl Druschki/HP/1901)
       蕾とは違い、純白の返り咲きを早いこと見たいものだ。

     
        □ ジャック・カルティエ(Jacques Cartier/P/1868)
          堅そうな蕾がいくつか、開花してほしい。

          
    □ ジュード・ジ・オブスキュア(Jude the Obscure/ER/1995)
      あせらずに、悠然と、その姿はマイペースそのもの。

◇ これ程蕾から開花にこぎ着けた秋は、なかったような気がする。
  昨年は、黄色いイングリッシュローズがシーズン最後まで咲き続けていた。
  それが今年は、まだ数種類のバラが個性豊かに咲き誇っている。
  このシーズンの最後を飾る名残のバラたち、心から感謝。

     
          □ シャルロット(Charlotte/ER/1993)
            これはシュラブの一部、蕾が一番充実。

     
    □ 秋のシャルロットは、深みのある黄色、ほのかなフルーツの香り。

     
        □ ハーロウ・カー(Harow Carr/ER/2004)
          ローズピンクの4つの蕾のうち、三つ目の開花。

◇ さて、秋植え球根もまだまだ残っていて、植え付けのぎりぎりのチャンス。
  今日は、チューリップの鉢を二つ作ってみた。
  一つは、淡い紫やラベンダー色の三種類のチューリップの寄せ植え。

     
           □ チューリップ アリアカード
              チューリップ クミンズ
              チューリップ アンティーク・ラベンダー

     
      □ 植え付け後、淡いクリーム色のビオラをアクセントに。
        この後、やや徒長気味のビオラは切り戻した。

◇ もう一つは、黄色にオレンジ色のチューリップと水仙やムスカリの寄せ植え。
  来年四月下旬の、わずか一週間程度のわが世の春を謳歌するチューリップ。
  その可憐な花に凝縮された命を思うと、単に楽しむだけでは心苦しい気もする。

     
          □ チューリップ クリーム・アップ・スター
             水仙     ペン・クレバー
             ムスカリ   ボトリオイデス・アルバ

  
  

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2 コメント

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返り咲き (milky)
2008-12-02 09:54:54
わぁ~、ピエール・ドゥ・ロンサールがこの時期に返り咲きなんて凄いですね!
我が家のピエールさんはもう「冬です、寝ます」って顔してますよ(笑)
フラウ・カール・ドルシュキって初めて名前を聞いたような??
素敵な蕾、期待ですね~

球根、鉢植えもいいですよね^^
どうしようかなぁ~、楽しい悩み♪
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バラと環境 (折節)
2008-12-02 21:00:20
milkyさん、こんばんは♪

昨日の帰り道、西の空でお月さまの金星さんと木星さんの天体ショー。
帰宅して、デジカメを持ってドタドタと二階のベランダに上がったら…。
全部北風に流れて来た雲に隠れてしまいました。

バラの咲き具合は、春も秋もその土地土地の環境に影響されますね。
「ピエール・ドゥ・ロンサール」は、春の開花が期待した程でもなくて、
でもこの蕾を見て、これで来年につながるって小躍り(≒大躍り)しました。

「フラウ・カール・ドルシュキ」は、つる性四季咲きのオールドローズ。
春は大輪の真っ白なバラが次々に咲きましたよ。
これは二階のベランダの方に誘引しようと算段しています。

球根、鉢植えでも庭植えでもいいですね。
私は、チューリップは主に鉢植え、水仙は庭植えが多いようです。

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