◇ 週末は決まって天気の崩れる今年の梅雨、日曜日の今日も午後からはとうとう雨脚が強くなって来ました。
今年の庭のバラは5月の一番花から花数も多く、何よりみずみずしさを感じる花が多く見られたような印象が残っています。
もう一つ特徴的な出来事は、ここ数年生長そのものが芳しくなく、開花も不調だった地植えのバラが、二番花を咲かせるまでに復活してきたことです。
ここ数年は猛暑その他の影響で枯らした株も多かっただけに、復活のきざしの見え始めたバラを、もう一度最初から育て上げるつもりでケアしていこうと思っています。
□ ここ数年は二番花どころか、一番花も充実した花はあまり見られませんでした。
□ アブラハム・ダービー
(Abraham Darby S 1985 D.Austin England)
今年は一番花も二番花も好い花を見せてくれます。
株がようやく復活してきたようです。
□ ジュード・ジ・オブスキュア
(Jude the Obscure S 1995 D.Austin England)
雨が降っては、この花には少し厳しい感じがします。
その向こうのラティスに誘引のつるバラに、少し花が見えています。
□ マダム・エルンストゥ・カルヴァ
(Mme. Ernst Calvat B 1888 Y.Schwartz France)
花数はわずかですが、大好きなオールド・ローズの二番花です。
□ この香りのオールド・ローズは、少しずつ二番花を繰り返しています。
5月の一番花は害虫の食害に遭うことも多いのですが、
二番花はそうしたこともほとんどなく、落ち着いて楽しむことができます。
□ コントゥ・ドゥ・シャンボール
(Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)
□ 数日前から、いくつか開花の始まった二番花です。
けさ新しい蕾が開花して、リビングの窓の外が華やかに感じられました。
□ ヤング・リシダス
(Young Lycidas S 2008 D.Austin England)
□ もう何年も、二番花がきれいに咲くことはありませんでした。
この地植え株も復活の兆しが見られます。
ようやく根が張って来たのかもしれません。
□ 株元では、愛らしいビオラが咲いていますが、この時季にだけ、なぜ?
□ 長い間楽しんできたアナベルも、そろそろお仕舞です。
□ そのそばで白い中輪の房咲きが開花しています。
□ ドミニク・ロワゾー
(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)
□ イングリッシュ・ヘリテージ
(English Heritage S 1984 D.Austin)
二番花が咲き始めて、待ってくれていた紫陽花はもうお仕舞です。
□ そのそばでは、ライラック・ピンクのバラが咲き続けています。
□ チャールズ・レニー・マッキントッシュ
(Charles Rennie Mackintosh S 1988 D. Austin England)
こちらは、少し日の差していた昨日(土曜日)の様子です。
□ アーチの片側(東方向)、バラの花が増えて来ました。
左は、ジャクリーヌ・デュ・プレです。
黄色い蕾にまっすぐ伸びるいくつかのシュートは、
次のカップ咲きのバラ、シャルロット・オースチンです。
□ 黄色いカップ咲きの花は、今でこそ若々しい葉が茂っていますが、
昨年でしたか、急に枯れてしまいました(カミキリムシの幼虫)。
枯れた株元から離れた個所からのシュートが一本残っていて、
復活の開始、早春からの巻き返しとなった訳です。
斜めのベーサルシュート、ザ・ピルグリム(ER)も復活しつつあります。
□ 来年はもっと花の数も増えてくれると期待しています。
□ それを親株にした挿し木苗の鉢植え、二番花の開花が続きます。
□ 典型的なカップ咲き、和みの花の色と姿です。
□ シャルロット・オースチン
(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)
□ 玄関で、こうしてお客さんをお迎えしてくれています。
□ 玄関の地植え株、二番花の白い蕾が緩んで来ました。
□ アイスバーグ
(Iceberg F 1958 R.Kordes Germany)