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高校生意欲調査「出世意欲」、日本は断トツ最下位

2007年04月25日 23時01分48秒 | 時事

http://news.livedoor.com/article/detail/3133854/
 日本の高校生は米中韓の高校生よりも「出世意欲」が低いことが、財団法人「日本青少年研究所」(千石保理事長)の「高校生の意欲に関する調査―日米中韓の比較」で分かった。「将来就きたい職業」では、公務員を選んだ高校生が日本では99年調査より約22ポイントも減少するなど、米中韓に比べ、明確な目標を持てない日本の高校生の実情が浮かんだ。
(以下略)
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 米中韓の高校生は偉くなることについて「自分の能力をより発揮できる」と非常に肯定的なのに対して、日本の高校生は「責任が重くなる」「自分の時間がなくなる」などと、ずいぶんネガティブなのが笑える。(^^)公務員の人気が落ちたのも、責任ばかりが重くてペイが少ないことに気付いてきたということだろう。いいことである。私も自分に子供ができたとしても、公務員は勧める気にはなれない。
 このような結果になることは、今の日本の雰囲気からいって十分に理解できる。最近はニュースなどを見ると、ちょっとした不祥事でも大きく騒ぎ立て、偉い人が謝罪させられる、という映像ばかりである。「魔女狩り」が常にどこかで行われているような状態だ。私が属する組織でも、上層部の人間は自分に責任が及ぶのを恐れて、常にビクビクしているように見える。本人達は「危機管理」などと称しているが。これでは、出世したいなどと思えないのが当然だ。
 偉くなりたいと答えた割合が非常に低いのに比べ、「よくいらいらしている」とか「よく疲れていると思う」とか答えた割合は、日本の高校生が断然トップである。今まで何度も言っているが、やはり日本は高度なストレス社会なのである。これはちょっと笑えない。