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24 ファイナル・シーズン(ネタバレあり)

2011年10月22日 06時11分15秒 | テレビ

 24 ファイナル・シーズンのDVDをレンタルで全巻見終わった。これで長かった24シリーズもようやく完結だ。今シリーズも「過激」を通り越して「問題あり」といえそうな、すごい内容であった。これ以上見続けると本当に心が荒んでいきそうなので、これで終わってよかったと思う。確かに面白かったといえば面白かったのだが。
 最後はジャック・バウアーが国外逃亡か、というところで終わった。ジャックがその後どうなったのかはっきり分からないラストであったが、来年には24が映画化されるということなので、何とか逃げ延びることができたのだろう。しかし国外逃亡したとはいっても、その後もロシア及びアメリカの両政府に追われる身となったわけなので、それ以上逃げ続ける人生を送ってどうするんだろうか。せめてアメリカ政府に捕まって刑に服した方がいいんじゃなかろうか、とか思ってしまった。実は私としては、ジャックはラストで死ぬんじゃないかと思っていたのだが、どうやら違ったようだ。私はやっぱり、最後で死ぬべきだっとと思う。その方が24にふさわしいラストだったような気がする。
 実は私はジャック・バウアーという主人公に少し不快感を感じており、むしろジャックの敵役の方に感情移入しながら見ていた。その敵役の中でも私が最も共感していたのが、あのチャールズ・ローガン元大統領である。(^^)「史上最低の大統領」と呼ばれるほど確かに悪党で無能なのだが、彼の方がジャックよりはよっぽど、人間味があったと思う。こういう人間くさいキャラクターは、24では他にいなかった気がする。このローガン氏はシーズン4で初登場して以来、その後の全シリーズにレギュラー出演している。ということは、この人は実は意外と、人気があったのではないか。