Willow's Island

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尖閣事件から1年が経つが

2011年09月26日 22時52分12秒 | 中国

 尖閣諸島付近で中国の「漁船」が海上保安庁の巡視船に衝突した事件により、中国の侵略性と民主党政権の愚劣さが明らかになってから、ちょうど1年が経つ。1年ばかり時間が経過したせいか、両国の政府は「戦略的互恵関係」がどうだとかいう訳の分からんことを抜かし始めたが、去年のことなどすっかり忘れてしまったのだろうか? ・・・ふざけるなよ(怒)。あれほどの恥辱を受けて、どうやって忘れることができるというのか。私は今現在でも、はらわたが煮えくりかえるほど怒っている。少なくとも私個人にとっては、中国との友好やら関係強化などというものは、金輪際、絶対に考えられない。当然のことだが日本は、中国に対しては最大限の警戒をして接しなければならない
 今日は産経新聞で、佐藤優氏による興味深い記事を見つけた。ロシアではプーチンが大統領に再度出馬する、とのことだが、プーチンは中国をアジア最大の脅威と見なしており、そのために日本を味方に付けようとしている、とのことだ。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20110925069.html
 ロシアの専門家である佐藤氏の言葉を信用すれば、あのロシアでさえ中国には警戒しているということだ。
 アメリカも、軍の駐留によるアジアへの関与について、強烈なこだわりを見せているのは、本心では中国への警戒心がかなり強いからではないか。東アジアが中国を中心にまとまり、アメリカに対抗してくるような事態となることを、どうやら本当に恐れているのでは、と感じられる。
 他にも、インド、ベトナム、インド、といったアジア諸国も、南シナ海では中国に煮え湯を飲まされており、中国への警戒心はかなり大きい。インドはそのために、ミサイル防衛に本気で着手しようとしている。
 つまり中国周辺の国はほぼ全て、中国を脅威と感じている、ということだ。そこで考えられるのが、アメリカ、日本、ロシア、インドなどによる中国包囲網である。包囲網を形成することにより、中国の勝手にはさせないことが、今後は極めて重要だと考える。