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中国メディアに目立つ日本批判 「ギョーザ」報道増える

2008年02月02日 14時32分33秒 | 中国

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008020202084376.html
 【北京=平岩勇司】中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、中国では一日になり、ようやく事件を伝える報道が増えてきた。しかし、中国の食品会社「天洋食品」から農薬は検出されず、日本の報道への批判も目立つ。
 大衆紙「北京晨報」は国営新華社通信の配信記事を引用しながら「中国当局は迅速に問題の食品会社を検査し、原料に問題はなかった」と、当局の対応と食品の安全性を強調した。文中に「日本に輸出した冷凍ギョーザの中毒事件」と書いてはいるが、日本各地で中毒被害が広がっていることには触れていない。
(以下略)
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 まあ、中国らしいといえば中国らしい反応である。確かに包装袋に小さな穴が見つかったこともあり、どういう経緯で農薬が入り込んだのか、よく分からない。とはいえ、実際に日本で中毒被害が出ていることには触れず日本批判をするだけ、というのはいかにも不公正な報道だ。
 今、この餃子事件のせいで国会が動くほどの大騒ぎになっている。いつも思うのだが、日本は食品関係の騒ぎが多すぎる。明らかに過剰反応ではないかと思う。私もウナギがあたってひどい下痢や熱が出たことがあるので分かるが、確かに食中毒は恐ろしい。しかし、国を挙げての騒ぎにするほどのことだろうか。どうも日本人はひどい潔癖性に陥っているような気がしてならない。
 1,2年前の耐震強度偽装問題でも、実際に地震が起きて被害が出たわけでもないのに、あれほどの騒ぎになって建築基準法が見直されることになり、そのおかげで日本のGDP成長率を押し下げることになった。ちょっと病的ではないか、と思える。