「東亜」の購読はやめて、「DAYS JAPAN」という雑誌の定期購読を始めた。東亜もいいのだが、内容が専門的すぎて面白みに欠ける。専門的に研究したい人にはいいのだろうけど、私はそこまで暇がない。
DAYS JAPANは、日本では珍しいフォト・ジャーナリズムの専門誌だ。世界中で起きている様々な事件(戦争、貧困、暴力、飢餓、病気、etc)が、プロのフォト・ジャーナリスト達が獲った写真によって、生々しく報道されている。中には思わず「マジかよ」と言いたくなるような、えげつない写真も多い。
私も写真を撮ることが好きなので少しは分かるが、写真というのはありのままの現実を容赦なく表すことがある。どんな美人でも、撮った瞬間によってものすごく醜く見えたりすることもあるのが、写真というものだ。「一枚の写真が国家を動かすこともある」というDAYS JAPANのキャッチフレーズの通り、写真が現実を訴える力は強い。思想傾向がやや左寄りなのは少し気になるが、こういう雑誌がもっと増えるといいと思う。