Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

愛する伴侶を失って 加賀乙彦 津村節子(集英社)

2014-08-17 09:54:56 | 日記
お盆を迎えて伴侶を亡くした二人の対話集を読んだ。津村節子の夫は作家吉村昭。伴侶に先立たれた時の辛い苦しい胸の内は如何なる人でも同じである事、それをどう乗り越えていくのかはその人の技量によるものだと理解した。しかし凡人私は引きずって、引きずって…生きています。お二人とも仏壇などの悲しい決まりきった物は持たず、加賀乙彦は大きな戸棚を仏壇兼礼拝の所としているそうだし、津村節子は一年間骨壷を家において欲しいと言う故人の願いで仏壇など買わずに写真と骨壷を書斎に置いているそうです。私の考えはお二人の考えと全くと同じで嬉しかった。私の伴侶のメモリアル・プレイスは加賀先生とおなじです。クリスチャンではないけれど。一昨日送り火を焚き、また千の風になって見守ってください…と送り出した。歌人永田和宏は伴侶の河野裕子を亡くして”かなしいが、親子でなく夫婦だと、ひとり飯食ふときに思ふも”と詠んでいます。

家庭遺産

2014-08-16 10:54:20 | 日記
さる新聞の地方版で”あなたの家の家庭遺産は何ですか”と言う企画があり応募してみた。思い出がありすぎて、捨てるに捨てられない物は何処の家にもあると思う。夫が大切にしていた小箱の中から次女が9歳の時の父の日プレゼントが出てきた。お小遣いを使うことを知らなかった彼女の考えた末の父の日プレゼントです。まず感謝状「あなたはまい日まじめにはじめ~おわりまではたらいたのでここにかんしゃします。」手紙には「パパへ パパ、いつもおせわありかとう。一年に一度ゆっくりさしてあげます。ゆっくりしてね!」と書いてあり”ゆっくり券””おりょうり券”にはパパせんようオムレツと書いてありくしゃくしゃになっている。イギリスから帰国して2年後花束の絵にはRose、サインにはfrom Mと英語の片鱗が窺われるが日本語の下手で拙い事。小さな封筒を30年余り夫が大事に小箱へ保管していた気持が切なく懐かしく思い出す。新聞で公開されたのは当たり前のぬいぐるみばかり。私のはボツになったと諦めていたが一応認定はされて認定証が届いた。漫画家の天久聖一さんがやっていたサイトを富士山が世界遺産に指定されたことに記念して地方版で催したらしい。

いつも食べたい! 林 望(ちくま文庫)

2014-08-11 14:25:10 | 日記
食通のリンボウ先生のこんな本を読んだ。何しろ普通の発想でなくちょっと捻ったレシピ(先生によるとレセピが正しいと)が面白くて楽しい。苺に黒胡椒をかけるとか、茄子の塩もみにオリーブオイルと酢、砂糖のドレッシング、母の手作りコロッケや給食の鯨の竜田揚げを懐かしんだり決して美食家ではない。しかし美味しいもの大好きで食には大いに拘りを持っている。苺に黒胡椒はイギリスで出会ったと言う。挽きたての黒胡椒は胡椒のピリリと辛味と芳香が苺の甘味を格段に引き立てる。もともと苺にはブツブツの種があるので、胡椒粒の歯ざわりは気にならない。ピリリ、ツンとして甘さがじわりとくるそうです。来シーズンには是非試してみたい。先生は急性胆嚢炎にかかってから自ら食に気をつけ、その中で奇抜な料理を創意工夫し楽しんでいるのだと思う。素朴な料理がミスマッチとしか考えられないような組み合わせで出来上がる。先生は醇乎たる下戸だそうですが、あのイギリスで良くぞ過ごされたと感心した。老婆心ながらアルコールが楽しめたならもっと世界は広がったかも…。

煮こごり

2014-08-09 14:31:27 | お料理
多分煮こごりは冬の料理だと思う。この暑い最中鮪の煮こごりが出来てしまった。以前買った鮪のかまがまた手に入り煮付けにしました。製本教質のOさんが小魚の煮こごりをご馳走して下さった事があり、ずっと憧れていた。そこで鮪の煮こごりを作ってみました。冷蔵庫で立派な煮こごりとなったのですが、魚肉をもっと細かく割かなかった事が失敗の原因。Oさんの煮こごりは品が良くてきれいだったもの。そして一番の上品で美しくない原因は白身魚でない事だと思う。青しその上の煮こごりも季節感としては?ですね。

子供絵本教室

2014-08-07 15:29:32 | 日記
恒例の子供のための絵本教室のボランティアをした。小学生の夏休みの宿題のお手伝いをと言う事で、夏休みに入るとすぐ初日は一日、次の二回目は半日かかって世界でたった一つの絵本を作ります。製本は細かい細工があるので難しいが、彼女たちは結構アグレッシブで自分でやってみたい気持が大いにありとても良い事だと思う。しかしいかにその要求を受け入れ製本のメソッドに忠実にそして綺麗な仕上がりにするか、悩むところです。ここぞと言うキーポイントだけ手を出し、後は手取り足取りだが彼女の欲求は満たされたと思う。教えるって難しいですね。クマのぬいぐるみに彼女の未来を語らせると言う素敵な夢のある物語を描いた。世界でたった一冊の絵本です。二、三の地方新聞が取材に来てね、I got it!。

遺伝学研究所の朝顔 再び 

2014-08-06 09:18:38 | 日記
しつこいが再び遺伝研の朝顔です。私の蒔いた二種類はリンドウのような花が咲くという交配新種で、遺伝研の種ですから少し変わった朝顔を見たいと購入した。確率は四分の一、たったの四分の一なのに外れてしまった。しかし、蕾の時一般の朝顔とは違う形である事を発見。普通の朝顔の蕾は先が尖っていますよね。この蕾は先だけ開くとリンドウの花のようになると思うのです。確か袋の写真はそうでした。なのに全部開いてしまう。残念で残念で…拘っている私、笑ってください。…しかし夕方よく見たらこれらの蕾(と思っていた)がすべて花その物であったらしく、全部そのまま萎えそうになっていた。これがリンドウ咲きだったらしい。すっきりしないが当りかな?後日、開いてしまう花とリンドウ咲きで終わる花があることが解った。一本の苗から二種の花が咲く、交配すると言う事は難しく微妙なのですね。

遺伝学研究所の朝顔 系統番号G661

2014-08-05 17:52:15 | 日記
遺伝研のもう一つの朝顔が開きました。黄打込弱渦丸笹葉藤紫吹雪切咲(きうちこみじゃっかまるささばふじむらさきふぶききれさき)と言う名前がついています。弱渦を持つため株がやや矮性で、葉も丸葉切れ先になる笹が四分の一分離する…と書いてある。これも残念ながら外れてしまったみたい。確率四分の一ぐらいだったら当たりそうなものなのに。葉や弱い渦を巻いている蔓などは変わっているが、花は普通の朝顔に見えますよね。

かぶと虫

2014-08-04 14:43:07 | 日記
今朝、裏山へウォーキングに行って、楢の木の根元に成虫のひとまわりぐらい小さい子供のかぶと虫を見つけた。多分孵化して間もない(体長5cmぐらい)のでしょう。近所の坊やにあげようとハンカチに包んで持ち帰えった。しかし家に帰ってつらつら考えるとこの世に生まれたばかりの命、ここに置いても坊やにあげても可哀想な子供かぶと。一念発起(大げさ~)写真のみ撮って帰す事にした。楢やくぬぎの林まで戻って見つけた所と同じ楢の木の根元へ…喜んで慌てて落ち葉をカサカサ言わせて潜り込んで行きました。往復40分余り再び汗だく。どうぞ神さま私の足のトラブルにお慈悲を???

紫蘇巻き味噌

2014-08-02 16:10:41 | お料理
製本教室のOさんが庭にたくさん紫蘇が出来勿体無いので紫蘇巻き味噌を作ったと言い、くださった。子供の頃、串に刺さった紫蘇巻き味噌がよくお弁当の片隅にあったのを覚えている。乾物屋さんかお惣菜屋さんで売っていた。彼女の手作りの紫蘇巻き味噌は揚げ方が上手なので紫蘇の香りが良いし、お味噌は貝柱か胡桃が入っているらしく上等な味、料亭の一品という感じです。昔のお弁当箱の中の紫蘇巻き味噌とは勿論雲泥の差、しかし懐かしく…母をも思い出します。

遺伝学研究所の朝顔 系統番号G655

2014-08-01 13:38:24 | 日記
桜の時季、遺伝研のオープン・デイに行き、知人の研究者から此処でなければ買えないと言う朝顔の種を勧められ育てました。普通の種と違ってナイフで種に亀裂をつけて蒔くように注意があった。二種類6個蒔いて半分の3粒が芽吹きました。これは”黄抱笹葉紅覆輪切咲”(きかかえささばべにふくりんきれさき)または”黄抱並葉紅覆輪丸咲牡丹”(きかかえささばべにふくりんまるさきぼたん)と言う立派な名で四分の一の確率で抱えた笹葉でリンドウのような花の株が出る。牡丹咲もでる…と書いてあります。私が育てたのは極普通の朝顔に見えるから、確率四分の一から外れたのでしょう。残念!でも友達が葉の縁が丸まっているのをみて「水が足りない」と言ったがこれが”笹葉”なのですね。もう一種系統番号G661はまだ咲かない。