Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

尼僧物語

2014-08-19 16:51:58 | 日記
何度観てもヘップバーンの美しさと尼僧という精神的な葛藤の深さは胸を打つものがある。冷酷と思われるほどの修道尼の掟、本来ある温かな人間味を捨てきれず彼女の中にはずっと保たれていた。戦火による父親の死により湧き出ずる気持に忠実足らんと修道院を出る。有名な女優の多くは老醜をさらしたくなく、世間に顔を出さなくなるのが常ですが、晩年のオードリー・ヘップバーンはユニセフでボランティアとして子供の救済に働いた事は周知の通りです。尼僧物語のコンゴでの仕事(彼女にとっては30年もの前のこと)と通ずるものがオードリーの心の内にはあったのかと勝手に考えてしまった。

 E テレ”知恵泉”(ちえいず)

2014-08-19 09:27:22 | 日記
私の好きな番組にEテレ(火)午後11時からの”知恵泉”あります。居酒屋へ知識人がやってきて数人のお客とお喋りをする。店主のアナウンサー井上二郎が体格に似合わずお茶目でいい雰囲気を出しています。先日は向田邦子の精力的な原動力の元は”遊び”だったと言う話。骨董収集やお料理がその彼女の遊びだった。向田邦子のお料理好きは知られています。今夜の居酒屋の突き出しは向田が愛した”わかめのごま油炒め”色鮮やかに炒めるのが難しいらしいが、刺身用わかめを使ったら緑鮮やかに、おかかとお醤油だけでゴマ油の香りと旨みがわかめと合って、簡単、美味しい、安い、健康的、…で素晴らしい一品。
過日は”文豪の心をつかむ手紙術”夏目漱石や島崎藤村、石川啄木の手紙の書き出し。夏目漱石はユーモアで始まり、藤村は真心が込められ、啄木は臨場感溢れる描写で相手の心に迫った借金の手紙(誰もが貸してしまいそう)。「暑い日が続いています。お元気ですか?」など陳腐な書き出しを反省した。何かに行き詰った時ヒントになりそうな先人たちの底力、少々遅い時間だが面白い。