お盆を迎えて伴侶を亡くした二人の対話集を読んだ。津村節子の夫は作家吉村昭。伴侶に先立たれた時の辛い苦しい胸の内は如何なる人でも同じである事、それをどう乗り越えていくのかはその人の技量によるものだと理解した。しかし凡人私は引きずって、引きずって…生きています。お二人とも仏壇などの悲しい決まりきった物は持たず、加賀乙彦は大きな戸棚を仏壇兼礼拝の所としているそうだし、津村節子は一年間骨壷を家において欲しいと言う故人の願いで仏壇など買わずに写真と骨壷を書斎に置いているそうです。私の考えはお二人の考えと全くと同じで嬉しかった。私の伴侶のメモリアル・プレイスは加賀先生とおなじです。クリスチャンではないけれど。一昨日送り火を焚き、また千の風になって見守ってください…と送り出した。歌人永田和宏は伴侶の河野裕子を亡くして”かなしいが、親子でなく夫婦だと、ひとり飯食ふときに思ふも”と詠んでいます。
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