Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

ぼくは猟師になった

2010-03-14 16:26:20 | 日記
BS、NHKで京都大原に住むイギリス人女性ベニシアさんの拘りの生活”猫のしっぽカエルの手”が放映されています。100年もたつ古民家で自然を大切にした生活は今の私達の憧れです。其処へ友達として登場した人がこの本の著者千松信也さん。京都大学文学部を卒業して猟師になった、興味が湧きました。銃を使わない猟師、いろいろ葛藤はあったけれど猟師の美学を追及している人だと思った。捕獲すれば捌かなくてはなりません。彼は丁寧に綺麗に捌いて行きます。動物に対しても礼儀だと言ってすべての部位を無駄なく食す。自然の恵みに感謝して身の程だけの獲物を頂く。大変な肉体労働の中に猟師としての哲学もあります。罠を仕掛けてからの見回りの様子などスリルがあり面白かった。残酷だと思う人もいるでしょう。しかし彼の猟師としての美学、哲学がそれを超越していると私は感じました。狩猟の文化も廃れている今日、自然とのバランスをとりつつ伝えて行って欲しいものです。