”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

うれしかった干し野菜講座

2016-04-25 17:22:49 | 干し野菜

NHK文化センター豊橋教室で

干し野菜講座をやらせていただきました。

 

豊橋では4年前から一日講座でやらせていただいておりますが、

常に新しい方が受講してくださいます。

「野菜を無駄にしたくない。」というのが受講理由の一番。

豊橋は農業が盛んな地域なので、

直売所には新鮮な野菜があふれ、

家庭菜園で野菜を作る人もかなりいらっしゃいます。

   

今回も熱心な受講生さんがご参加くださいました。

 

 

   

  

干し野菜の基本(干し方、干し時間、保存と活用法など)について

お話しさせていただきましたが、

次々に質問が起こります。

やはり一番の問題は、干すまではできても

料理の仕方がわからないということ。

 

「使い方がわからない時は、いつもの料理に使ってみて。」

とアドバイスしています。

なすの揚げびたしを干しなすで作ってみるとか、

すき焼きのネギを干しネギに変えてみるとか・・・。

   

今回、試食でお出ししたものはこちら。

 

 ・干したけのこと桜えびのご飯

 ・干しきゅうりの和え物

 ・干しみょうが入り鶏つくね

 ・干し金柑のパウンドケーキ

 

  

「食感がおもしろい!」

「噛むことが苦手な子供たちに食べさせたい。」

「干したみょうがの香りと辛味がじんわり出てくるのがいい。」

「金柑を干すだけで、オレンジピールの代わりに使えるなんて!」

と、うれしい感想をいただきました。

  

でも、今回一番びっくりしたのは、受講生さんたちから、

「先生、この講座の準備、かなり大変だったでしょ?

 私たちは、座って聴いて、食べるだけだからいいけど、

 先生は、準備に時間をかけてくれたよね。」

と言われたこと。

 

準備のことまで気にかけてくださったのは初めてなので、

とても感動いたしました。

  

これからも、食に対して真摯に取り組み、

楽しい講座を皆さまと作り上げていきたいと思います。

ありがとうございました。

 

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ベジブロスよりも強いかも?

2016-04-24 17:36:45 | 食育

今日は、磐田市の初めての場所で

ベジブロス講座をやらせていただきました。

   

みなさんの持ち物は「野菜くず」。

それぞれが、持ち寄った野菜くずの中から、

各グループが厳選したものでベジブロスをとってもらいました。

 

普段捨ててしまっていた部分がだしになることに

興味津々のご様子です。

 

   

 

ベジブロスの飲み比べを行いました。

 

   

 

 

左は、大根の皮、大根葉、りんごの皮などで取りました。

一番甘みがあって飲みやすかったようです。

 

中央は、明日葉の葉、タラの芽の茎、セロリの葉など・・・。

「薬草茶の味がする。」との感想。

 

右は、玉ねぎの皮が多めでした。

色はきれいな琥珀色ですが、多少苦みもありました。

  

でも、「飲みやすい。」とか「おいしい。」という声が多く、

野菜の種類によって、味や香りに差が出るのも

ベジブロスの個性として楽しんでもらえました。

   

自分たちでとったベジブロスを使って、

2品、調理実習を行いました。

   

これは、焼きびたしを作っているところ。

 

  

 

こんなお料理が出来上がりました。

 

 ・キャベツのカレー&ターメリックライス

 ・ズッキーニとパプリカの焼きびたし

   

 

試食中の皆さんの様子です。

 

   

それにしても、大声を出し続けた料理教室でした。^_^;

そのくらい、パワフルな皆さんでした。

  

「クミンシード」のことは、なぜか「ケシミン」と言うし・・・。

なぜ、シミ予防のクリームになるのか? ^_^;

 

「ズッキーニとパプリカって、買ってまで食べたことがない。」とおっしゃる方。

外食した時しか食べたことがないそうです。

  

そして、極めつけは・・・。

料理が完成した頃にやって来る受講生さん!!

これでは、肝心のベジブロスのお勉強になりませんねぇ。(>_<)

  

ベジブロスよりも、オバサンの方がパワーがあるかも・・・。

そんなことを思いながら、大笑いした料理教室でした。

 

ありがとうございました。ヽ(^o^)丿

 

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座談会でお話させていただきました

2016-04-23 16:21:13 | ブログ

今日は、静岡県教育会館「すんぷらーざ」で、

野菜ソムリエの試験対策座談会が開催されました。

 

   【教育会館 すんぷらーざ】

    

 

私が、野菜ソムリエの資格を取ったのは2005年の12月。

もう、丸10年活動していることになります。

 

私が受験した頃と今とでは、

試験科目も試験のやり方も違っています。

受講の方法も選択肢が増えました。

 

一番変わったのはテキストでしょうか?

今は、立派なテキストになりましたが、

私の時は、手作り感満載のピンクのファイルに

科目ごとに綴じられていました。

  

そんな一昔前に資格を取った私の話など、

役に立つのかどうか不安でしたが、

同じ目的に向かっている方々ですから、

「試験に対する心構え」「自分自身の勉強方法」、

そして「現在の活動」などをお話させていただきました。

  

   

皆さん、真剣に耳を傾けてくださって、

本当にありがとうございます。

  

いやなことを勉強するわけではありません。

一番興味のある野菜、果物のことを勉強するのですから、

合格のその先にあるご自身の姿を思い浮かべて、

とにかく学ぶことを楽しんでください。

  

皆さんと一緒に活動できる日を楽しみにしております。(^o^)丿

 

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新しい夏が来た!!

2016-04-22 13:19:36 | 果物

昨夜、とってもうれしいものをいただきました。

 

   

JA伊豆太陽さまのニューサマーオレンジです。

なんと20日に初出荷を迎えたばかり!!

  

この写真だと大きさがわかりにくかもしれませんが、

私の手のひらにのりますよ。

 

  

大き目の温州ミカンのサイズですね。

肌がつやつやしています。

  

で、噂のあの食べ方をしてみたのですよ。(*^_^*)

 

 

ニューサマーオレンジは、

白いわたの部分(アルベド)も食べられますので、

その部分を付けて皮を剥きました。

それを、お醤油につけていただきます。

  

世間でよく言われる「鯵のお刺身のような味」はしませんでしたが、

これはこれでありかな・・・と思いました。

  

今から30年ほどまえに、ニューサマーオレンジを食べた時は、

目が覚めるほど酸っぱかったのを覚えていますが、

今は、甘味と酸味のバランスが程よく、

ずいぶん食べやすくなりましたね。

   

さて、このニューサマーオレンジは、

宮崎県では日向夏、高知県では小夏と呼ばれています。

 

出荷時期を調べてみましょう。

●宮崎県(日向夏)

  施設栽培  1月~4月

  露地栽培  3月~4月

  

●高知県(小夏)

  4月上旬~6月中旬

 

●静岡県(ニューサマーオレンジ)

  4月中旬~6月中旬

 

早生系で酸味の少ない宮崎県産や、

小ぶりが好まれる高知県産に比べ、

伊豆では気候に合わせた独自の晩生品種が開発されました。

樹上で完熟させるため、味も香りも濃厚です。

  

静岡県にも、新しい夏が来た!

希望の夏だ!! ヽ(^o^)丿

 

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野菜ソムリエクラブ(ミニトマト)

2016-04-21 13:03:26 | 食育

磐田市の向笠交流センターで、

第29回目の野菜ソムリエクラブが開催されました。

  

今回のテーマは、「カラフルミニトマトを楽しもう!」。

県内外から11種類のミニトマトを集めました。

   

では、ご覧ください。

  

●フルティカ、アイコ、千果

  

すべて磐田産です。

  

 

●ちいさなももこ、オレンジまこちゃん

 

ふたつとも、カゴメが開発。

ちいさなももこは、「スポーツの合間の水分補給用に!」

というのがアピールポイント。

オレンジまこちゃんは、βカロテンがたっぷり!

  

 

●ラブリーさくら、トマトベリー

 

トマトベリーの「いちごのようなハート型」が人気でした。

  

 

●こすず、プリマドロップ

 

藤枝まで買いに行った甲斐があり、こすずは大人気!!

プリマドロップは鹿児島産ということ以外、

何も情報がありませんでした。

ただ、ヘタがとれた状態で売られている様子が、

アメーラルビンズに似ています。

  

 

●あまえぎみ、海部っ娘

 

「あまえぎみ」は、JA豊橋がイエローミニトマトの中で

糖度基準をクリアしたものを「甘恵黄味」と命名し、販売。

現在は、黄色だけでなくオレンジ、グリーン、チョコなども。

 

「海部っ娘」は「あまっこ」と読みます。

JAあいち海部管内(愛知県愛西市)で栽培されたミニトマトのことで、

こちらもカラフルな種類に取り組まれています。

   

 

9種類の食べ比べを行いました。

 

 

プリマドロップが転げていますね。^_^;

  

一番人気は、こすずでした。

「これは、もう果物ですね。」

「藤枝まで買いに行きたい!」という感想をいただきました。

  

その他、次のような感想も!!

「自分でもアイコを育てていますが、

 もっと暑くなってから収穫しています。

 この時期のアイコがこんなに甘いなんて!

 収穫時期による甘味と酸味の違いがわかってよかった。」

 

「スポーツ用に開発されただけあって、

 ちいさなももこは、他品種と比べて酸味がある。

 でも、トマトは酸っぱいものだと思っているから、

 この酸味が爽やかに感じる。」

 

食べ比べをやることにより、

ご自分の言葉で感想を述べてくださる方が増えました。

とても、うれしいことです。(*^_^*)

  

今回は、ミニトマトを使った簡単なお料理を

試食としてお出ししました。

 

 

 ・ミニトマトと卵のスープ

 ・ミニトマトのピクルス

  

 

「ミニトマトは、どうやって食べますか?」という質問に対し、

一番多かった答えが「お弁当に入れます。」でした。

切らずにそのまま使えることから、

お弁当や学校給食でも使い勝手が良いとのこと。

 

でも、その反面、ミニトマトなら食べられるけど、

大玉のトマトは食べられないという子も増えているとか。

大玉トマトをカットした時の、

あのゼリーと種が見えているところがイヤなんだそうです。

  

子供たちにとっては、大玉トマトとミニトマトは

別の野菜に見えるのかもしれませんね。

 

トマトの講座は何回もやっていますが、

そのたびに気づかされることが多く、

感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

受講生の皆さま、そして藤枝市の八百屋 本陣さま、

ありがとうございました。

 

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