”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

太郎右衛門さんのお芋

2017-04-05 16:07:31 | 在来種 伝統野菜

こちらのさつまいもは・・・。

 

 

カットしてみると

 

肉色は、かなり白っぽいです。

   

これが、加賀野菜の五郎島金時です。

 

   

 

五郎島金時とは石川県金沢市の五郎島・粟ヶ崎地区や内灘砂丘で

主に生産されているさつまいもです。

  

江戸の元禄時代、砂丘地である五郎島村は不毛の地でした。

そんな時、「薩摩の国に不毛の地でも栽培できる作物がある。」と聞き、

薩摩の国から加賀の国へさつまいもの種芋を持ち帰り、

栽培を始めたのが、五郎島村大庄屋の太郎衛門さんでした。

  

さつまいもには、ねっとり系と粉質のホクホク系がありますが、

五郎島金時は高系14号の選抜品種なので、

その性質を受け継いでホクホクしています。

   

まずは、シンプルに天ぷらでいただきました。

 

一緒に揚げた加賀れんこんとともに、ホクホク!!

  

 

こちらは、五郎島金時の焼きマリネ。

 

このお料理を作るのは、秋が多かったのですが、

もう4月なので春野菜のプチベールと砂糖ざやを合わせました。

 

   

こんなふうにおいしくいただけるのも、

太郎衛門さんが、マゲの中に種芋を隠して持ち帰ってくださったおかげですね。

ごちそうさまでした。(*^-^*)

 

 

コメント
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