”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

初座禅

2017-04-01 16:34:43 | ブログ

昨日、延暦寺で初めて座禅なるものを体験しました。

 

最初に、お坊様から「座禅のイメージは?」との問いかけがありました。

私は、正直、「あの棒で叩かれたら痛いのか?」

ということばかり気になっていました。

  

まず、座禅に入る前に心構えを教えていただきました。

それは・・・。

 

 

 ●調心・・・背筋をまっすぐに伸ばし、身を調えること

 ●調息・・・息をすべて吐き切って、長く吸い、息を調える

 ●調心・・・心を鎮める。

 

そして、あの棒(警策といいます)で叩かれる、

いや、あれは座禅中に眠気に襲われたり、精神を鼓舞させたい時に

僧侶に打っていただくのですから、

警策を受けると言った方がよいのでしょうか?

その時の、作法も教えていただきましたが、

できるだけ痛みを和らげるにはどうしたらよいかと

そのことばかりが気になりました。

 

いよいよ、座禅が始まりました。

自分の呼吸を数えながら、1メートル前の畳を見ていました。

  

そして、お坊様が巡回を始め、一人ずつ警策を受けます。

「あと何人で私の番だ。」

もう、気が気ではありません。(@_@。

 

次は私だ!

と覚悟を決めたら、なぜか私の後ろに座っていた方が先に。

 

さあ、いよいよです。

これって、小学生の頃、予防接種の順番をドキドキしながら待っていた

あの感覚に似ています。

 

背骨と肩甲骨の間を左右3回ずつ。

痛くはありませんでした。

 

でも、自分の背中の音が、あまりにもくもっていて、

その後、叩かれる人たちの音に耳を澄ましていると・・・。

人によって音が違うのです。

 

この音の差はどこから来るのか?

着ている服の材質の違い?

体格の違い?

そんなことを考えていたら、

座禅の時間はあっという間に終わってしまいました。

 

お坊様は、こうおっしゃいました。

「座禅というのは、自分を見つめる時間。

 外の物音が気になったら、それが今の自分。

 他のことを考えてしまったら、それが今の自分なのです。

 そういう自分がいることを知ることが大事なのです。」

  

何でも分析しなきゃ気が済まない自分がいることを

改めて知った初座禅でした。 (*^-^*)

 

コメント (2)
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