3月24日の新聞にこのような記事が掲載されました。
県立田方農業高校の生徒さんたちが
わさび苗の培養に授業で本格的に取り組むのだそうです。
わさびの栽培法は、大きく分けて3つあります。
1.実生法・・・種子をとって苗を育てる方法
2.分けつ茎をそのままわさび田に植え、栽培する方法
3.わさびの生長点を培養し、増殖した芽を発根させる方法
1の問題点は、
遺伝的に雑多で、苗の性質にばらつきができてしまうこと。
2の問題点は、
増殖率が低い上に、伝染性の病害に弱いということ。
今回、田方農業高校が取り組もうとしているのは
3の方法です。
こちらの方法の良い点は
・病原菌に強い。
・苗の性質が同一なものを育成できる。
問題点は
増殖に費用と労力がかかるということ。
しかし、この授業を通じて、生徒さんの中から、
わさび栽培の担い手となる人が現れるかもしれません。
そして、何よりもわさび苗が安定的に確保できるようになれば
県内のわさび生産者にとっても、良い刺激となることでしょう。
ちなみに、私、以前、わさび田を見学させていただいた時、
分けつ茎を持ち帰り、
グラスに入れて育てていましたが、
やはり、グラスの水は清流とは異なり、
すぐに腐らせてしまいました。 ^_^;