”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ふじのくに 美しく本格のある邑づくりフォーラム(基調講演編)

2015-03-21 00:14:38 | 地域おこし

昨日の続きです。

このフォーラムの中で、ERIさんの講演がありました。

  

  

ERIさんのお洋服には、彼女の暮らす

熊本県南阿蘇村の田園風景がプリントされていました。

とっても堂々と、そしてゆったりと歩く方だなぁ・・・と思っていたら、

それもそのはず!!

ERIさんのお腹には、4人目の赤ちゃんが・・・。

もう5か月だとおっしゃっていました。

 

  

  

ERIさんは、ドイツ生まれの東京育ち。

慶応大学卒業後、ご主人とドイツに留学。

そこで農業計画を学び、ご主人の郷里の南阿蘇村で就農された

という経歴の持ち主です。

  

そして、農業をやりながら

女性農業者のNPO代表を務め、

バイオマス発電事業にも取り組んでいます。

 

  

 

ERIさんの発想がおもしろいな・・・と思いました。 (^^)

「この農村風景を次世代に残したい。」という想いで

活動を続けていますが、担い手不足という問題はついて回ります。

新規就農者の数は増えません。

  

でも、就農者が増えなくても、

南阿蘇村に住んでくれる子育て世代が増えればいいと・・・。

人が増えれば、パートで農作業を手伝ってくれる人も増えます。

そのためには、子育て世代が安心して暮らせるように

小児科医院を増やすことにも働きかけているそうです。

  

つまり、風が吹けば桶屋が儲かる的な発想。

  

そして、東京に暮らす慶応大学の同級生たちも

彼女の顧客となって、お米を購入しているとか・・・。

  

  

講演が始まる前、私の周りに座っていたおじさんたちは

「なんでこの子は、慶応まで出て農業なんかやってるんだか。」

と口々に言っていましたが、

講演が終わる時には、大きな拍手を送っていました。

 

  

やっていることはパワフルだけど、

発想もフットワークも軽やか・・・

そんな印象の素敵な女性でした。 (*^_^*)

 

コメント
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